Cherry Five (チェリー・ファイブ) イタリア | pulsar21

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1975年 白鳥の殺意

サスペリア ゾンビ などのホラー映画サウンド・トラックで世界的な成功を収めた、イタリアの ゴブリン 。1975年に1stアルバム「Profondo Rosso( サスペリアⅡ )」 1977年に発売された3rdアルバム「Suspiria( サスペリア )」の映画が日本で先に公開された為、アルバム邦題は順序が逆になっています。 録音終了後に着手されたアルバム、それがチェリー・ファイヴでした。メンバー5人のうち、ギター、ベース、キーボードの3人がゴブリンのメンバー、ドラムは Paolo Rustichelli & Carlo Bordini (パオロ・ルスティケッリ&カルロ・ボルディーニ) で名作「オペラ・プリマ」を発表したカルロ・ボルディーニが担当、ボーカルはTony Tartarini(トニー・タルタリーニ)という人が担当しました。


http://www.youtube.com/watch?v=yR4B5Y1Ib4g 動画は動きません。

     1. Country Grave-Yard(田舎の墓地にて)
     2. The Picture Of Dorian Gray(ドリアン・グレイの肖像)
     3. The Swan Is A Murderer Part 1(白鳥の殺意パート 1)
     4. The Swan Is A Murderer Part 2(白鳥の殺意パート 2)
     5. Oliver(オリヴァー)
     6. My Little Cloud Land(雲の王国)

アルバムの邦題が「白鳥の殺意」と名付けられたこのアルバム、メンバーがホラー映画担当のゴブリン中心人物の3人がいるけど、サウンドは スピード感溢れ、とても明るく進行する、スリリングでテクニカルなシンフォニックなハード・ロック です。キーボードとギターの掛け合いが、とても絶妙です。躍動感あるギターと透明感があり劇的なキーボード、自分がここでと思う時にメロトロンやオルガンが入ってくる、このアルバムはキーボードの導入タイミングが好きです。

作風としては1978年に発売されたゴブリンの4th マークの幻想の旅 に似ていると言われます。ただマークの幻想の旅では キーボードのClaudio Simonetti(クラウディオ・シモネッティ) が主導権を握った感があり、透明感のあるキーボードがメインとなっています。素晴らしいアルバムです。Cherry Fiveの方は シモネッティとギターのMassimo Morante(マッシモ・モランテ) が対等な立場で演奏しているように感じます。ギターとキーボードのアンサンブルを聴いていただきたい、そんなアルバムでもあります。

Cherry Five(チェリー・ファイブ)はイタリアのグループなのですが、バンド名、タイトル、歌詞、全て英語です。 3rdアルバムからYESのプロデューサだったEddie Offord(エディ・オフォード) にデモ・テープを送り渡英したまでは良かったのですが、 YESはリレイヤーを発売した時期 であり、エディ・オフォードはYESのツアーに帯同して手が離せなかったとの事で、チェリー・ファイブはOliver(オリヴァー)というグループ名で、イギリスでライブ活動を行っていました。結局待ちきれず、ダリオ・アルジェントからホラー映画サントラ制作の依頼が来て本国イタリアに帰国しました。そして「Profondo Rosso( サスペリアⅡ )」 の制作となったわけです。渡英の経験を生かしてチェリー・ファイブは英語で制作されました。

「Profondo Rosso( サスペリアⅡ )」の大ヒットによって、ゴブリンに専念する事になったメンバー達。チェリー・ファイブはたった1枚のアルバムで解散してしまいました。副業で続けて欲しかった、そう思わせる1枚です。


http://www.youtube.com/watch?v=y-3nkVqY23I 動画は動きません。