BIGLIETTO PER L'INFERNO (ビリエット・ベル・リンフェルノ) | pulsar21

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      '74 1st  Album「BIGLIETTO PER L'INFERNO」

イタリアの幻のレーベル「Trident(トリデント)」、その5番がビリエット・ベル・リンフェルノ。その前4番が不気味な真黒顔のジャケットが印象的なセミラミス、オパス・アヴァントラという女性ボーカルのグループが6番、8番を発表した時点、という事はわずか8枚で倒産してしまったレーベルである。ビリエット・ベル・リンフェルノはセミラミスと並び、イタリアン・ヘヴィー・シンフォニック・ロックという形容詞が付けられる。有名なムゼオ・ローゼンバッハやイル・バレット・ディ・ブロンゾにもこの形容詞が使われる。

ビリエット・ベル・リンフェルノは、レーベルの倒産という憂き目に会い、イタリア・プログレが終焉に近づいていた1974年という時代背景に押されて、1枚を発表して解散してしまった。1992年になり2ndアルバムが発掘され、録音は1枚目と同じ1974年、「Il Tempo Della Semina」というアルバムが発売された。大鎌を振りかざした男を3人の男性が取り囲み、前の2人は猫のまね?

このアルバムジャケットの男は、何のまねだろうか。走り幅跳び?それとも誰かを追いかけて、息が上がってしまったのか。イ・プーのミラノの映像と同じ位の衝撃・・・ミラノの映像は違った意味で衝撃だが・・・このグループの音を知らなくても、ジャケット買いしていたかもしれない。

名作である。素晴らしいテクニックとはいかないが、このグループのヘヴィーな部分の中心となっているギター。ずっと弾きまくっているわけではないが、ギターの迫力はひしひしと感じる。ムーグ・オルガン・ピアノを2人のキーボーディストが重なり合って多彩な音を聞かせる。決してきれいな音ではないが、とても魅力的な音作りをしている。そして時折爆発するワイルドなフルートはジェスロ・タロ風である。

そしてクラシカルな場面。キーボードを主役にしたテーマやアンサンブル、イタリアにはシンフォニックを除いた純粋なハード・ロックは存在するのだろうか。このグループのギターは決して早弾きではないが、とても重い。ハード・ロック・グループと呼ぶ人もいるくらいである。、2人もキーボードがいる状況ではどうしても引っ張られてしまう。

このアルバム全体、静と動の繰り返し。ギターの激しさをキーボードがなだめているように、1曲通してハードな曲、クラシカルな曲、というものがない。それでもボーカルはイタリア語。自分は全く意味がわからない。このグループの名前「BIGLIETTO PER L'INFERNO」も英訳すると「Ticket To Hell」地獄への招待状。このアルバムを聴いてみればわかるけど、これが地獄だったら行ってみたいものです。イタリア語もわからないから楽器の一部として聴いていますが、この言語はとても優しく聞こえます。

Fausto Branchini : bass
Mauro Gnecchi : drums
Giuseppe Banfi : keyboards
Marco Mainetti : guitars
Claudio Canali : vocal, flute
Giuseppe Cossa : keyboards