
'1978 1st Album「Feels Good to Me」
UKの1stアルバムと同じ年に発表されたBILL BRUFORDのソロ・アルバムRICK WAKEMAN, KEITH EMERSONと並びイギリスを代表するkeyboardist DAVE STEWART
彼の影響が色濃く反映されたソロ・アルバムである。
REDの発売後空中分解したKING CRIMSON。YES,CRIMSONと渡り歩いたBRUFORDは、ブリティッシュ・ロック界を代表するドラマーとなっており、その後セッション・ワークなどで多忙を極め、ゴング、パブロフズ・ドッグ、ナショナル・ヘルス、ブランドX、ジェネシス、そしてYESのメンバー、スティーブ・ハウのソロ、クリス・スクワイアのソロなど、計11組にもなった。
その後ジョン・ウェットン、リック・ウェイクマンと、WWB結成をもくろむが、契約上の問題もあり、アルバム発表どころかライブも行うことができなかった。もしトリオ編成だったらEL&Pと同じ。どういう音だったのか、気になります。
ブルフォードはナショナル・ヘルスに参加した。そのグループは1975年6月に解散したハットフィールド&ザ・ノースとギルガメッシュというカンタベリーの大物グループ2つが結合したものだった。そのグループの中心人物がデイブ・スチュワートだった。
ブルフォードはこの時期から自分で曲を書きたいと思うようになっていた。デイブはブルフォードの意向を汲み、音楽のレッスンをし、曲を書くのを手伝うようになった。そしてデイブは1978年のナショナル・ヘルス2ndアルバム発売後、リーダーであるにも関わらず、順調に行っていたにも関わらず、ブルフォードの誘いを断われずナショナル・ヘルスを脱退しブルフォードのメンバーとなった。
カンタベリー・ミュージックはロンドンに程近い位置にあるにも関わらず、クリムゾンやイエスなどの華々しい活躍をしたプログレ・グループとは違い、日陰者扱いされてきた。当時のデイブ・スチュワートは金に困っていたと思われる。ブルフォードに参加すればそれが解消されるに違いない、そう思って参加したブラフォード。スタジオアルバム3枚で解散してしまった。ブラフォードが解散した翌年1981年クリムゾンが再結成しているので、ブルフォードの解散はその為と考える事もできるが、ブルフォード本人曰く、グループを解散したのはお金がなかったからだという。一番お金を使ったのがハモンドオルガンをアメリカ中運ぶ飛行機代だったという。デイブ・スチュワートは結局お金に恵まれなかった。
Barbara Gaskin & Dave Stewart 、1980年代のこのグループの大ヒット?b> It's My Party など)によって、デイブは多額の金銭を得る事になり、時折気ままにシングルを発表する悠々自適の生活に入ってしまい、以後あまり公に名前を聞くこともなくなった。
ブルフォードの話に戻ります。本1stアルバムの作曲者はほとんどブルフォードのクレジットになっているが、ブルフォード本人はデイブとの共作がほとんど、という言い方をします。ドラマーのソロ・アルバムはたいした事ないと言われますが、このアルバムを聴くとその固定観念が吹っ飛んでしまいます。同年に発売されたUKのアルバム。ブラフォードでも共演しているギターのアラン・ホールズワーズが参加しています。ボーカルナンバーはジョン・ウェットンにはかなわないけど、UKよりもメンバーの結束が固かったブラフォードのアルバムがどれだけ素晴らしいか!UKではジョン・ウェットンが当然ビル・ブルフォードに遠慮していた部分があり、まとまりという部分ではかけていると思う。ブラフォードが抜けたUK2ndを聴くと、それが鮮明に。
「Feels Good to Me」ジャズ・ロックアルバムと評される事が多いが、メロディがとてもきれい。ホーンも導入され、ロマンチック、シンフォニック、これらの言葉も当てはまる良質な作品である。各メンバーのアグレッシブなテクニックの応酬も当然すさまじい。全編にわたって、聴き所満載のアルバムである。
ラスト・ナンバーである「Adios A La Pasada(Goodbye To The Past)」ブリティッシュ・ロック史上に残る名作と言っていい。 ピアノの音からデイブのキーボードに導かれ、遠くの方から響いてくるブルフォードのドラムとホールズワースのギター。じょじょに近づいてくるように音が大きくなり、ブルフォードのドラミングは激しさを増し、ホールズワースのギターが叫ぶ、それをなだめるようなデイブのキーボード。頂点に達し一旦静寂がおとずれる。アネット・ピーコックのボーカルとは呼べないヴォイスが語り、再び我慢ができないようにブラフォードの激しいドラムが始まる。各メンバーの絶妙なアンサンブル、ホールズワースのギターが泣く、デイブのキーボードが幻想的なバックを作る、ブラフォードがそれに呼応する、感動的なエンディングである。
Bill Bruford : tuned and untuned percusion, kit drums, tunes and final say
Dave Stewart : keyboards, reasonably advanced harmonic advice
Alan Holdsworth : guitars
Annette Peacock : vocals
Jeff Berlin : bass
Kennt Wheeler flugelhorn
Dave Stewart : keyboards, reasonably advanced harmonic advice
Alan Holdsworth : guitars
Annette Peacock : vocals
Jeff Berlin : bass
Kennt Wheeler flugelhorn