救急・集中治療領域で今、話題の一冊のご紹介
正直に言いますと私もまだ全部読み切れていません。
このため、各論的な内容は省略
内容が濃すぎて私のCPUの処理速度が追いつけません。
もちろんハードディスクも。何でこんなに勉強したことを次から次に忘れていくのでしょうか。
ただ決して難しい内容ではありません。
読みやすいのです。
一般的な教科書・成書にはある程度はっきりしたことしか書かれていません。
日常疑問に思うものの、エビデンスが多くなく、ベテラン医師の経験で各施設ごとに語り継がれていることも多いです。
本書は日常的な疑問をA、B、Cの3段階に分類してくれています。
基本A、自信が出てきたらB、トリビア的なC
A、Bの項目はもちろん、このCの内容がマニア心をくすぐります。
ICU bookのように一人の著者ではなく、共著ですが、統一性があり、参考文献も一つ一つの疑問に対してその下についています。この参考文献、巻末(あるいは章末)にまとめて書かれていても絶対に読まないものなのです・・・
すべての疑問がそれぞれの領域のガイドラインのCQ(クリニカルクエッション)のようなものです。それをまとめて読めるのは多忙な臨床家にはたまりません。
この領域の厚い(熱い)本で、一冊読むとすればICU bookと思っていましたが(原著で読むか日本語訳で読むかは別にして)、999の疑問を全部読めばそれと同じ、いやそれ以上の実践的な知識を手に入れることができるでしょう(実際には999以上の疑問が載っています)。ちなみにICU bookは私が原著(英語)で読み切った数少ない教科書の一つです。
難点は厚い(重い)こと。
熱いのはいいのですが、長ーい通勤途中で本読むことの多い私にとって厚い本はバッグが重くなる原因の一つになっています。これも二の腕の筋トレをさせて頂いているととポジティブに考えることにします。ただ重いと言ってもハリソンほどではありません。大きさは小さいので。あくまで羊土社の本と比べてです。
寝転んで気軽に読める内容ですが、仰向けで上に持って読むと10分で腕がつりそうになります。
腕立てをするには気力が入りますが、この本なら脳トレと筋トレが同時にできるでしょう。
まあこれは内容が多い(濃い)ので致し方ありません。
最後の著者(編集)の田中竜馬先生の主催する人工呼吸器の勉強会についてご紹介させて頂いて示させて頂きます。
若手のための人工呼吸ワークショップ↓
http://respiratoryworkshop.blogspot.jp/
出版社のホームページ↓
https://www.medsi.co.jp/books/products/detail.php?product_id=3424