さて,話をもとに戻そう
第一志望の不合格の後,高校の卒業式があった
卒業式といっても,高校の卒業式は全員集まるわけではない
まさに大学入試の真っ最中だからだ
卒業証書も,ひとりひとりに渡されるわけではなく,
クラス代表が全員分を壇上でもらってくる
その際,何らかのパフォーマンスをして笑いをとる
教室に戻ると,ほぼ全員が平然とタバコを吸っている
卒業証書さえ手に入れば,もう停学にはならない
というわけである なんともしまらない話である
私の入試は1勝2敗で,ほぼ終戦状態であったが,
まだもう一校,国立の二期校の入試が残っていた
その日は,たしか3月の春分の日に近かったと思う
私は受けるかどうするか迷っていた
理由は3つある
① すでに東京R大に入学金(35万円)を払ってしまった
② 自宅からバスと電車を乗り継いで3時間半かかる
③ 模試の合格判定は志望校変更の余地ありの20%
(不合格になった一期校の合格判定は50%だった)
その大学は「二期校の雄」と呼ばれた難関である
教員養成系の国立大学の中で最も偏差値が高かった
しかし,私は受験することにしたのである
せっかく受験料を払ったのだし,
ちょうどいい暇つぶしになる…そんな理由だった
入試の3日前に,旅行気分で下見に行く
そこで私は,びっくりするような体験をするのである
