小2の記憶と記録として残っているのは、夏休みの宿題であろう。


昔の夏休みといえば、やはり「宿題」である。

毎年8月末になると、サザエさんでも一家総出でカツオの宿題を片付けるが、

現代も変わらない、夏の風物詩である。


私も例外なく宿題を8月末まで大切に保管していた。

特に悩みの種だったのは自由制作であった。

私は自宅近辺の「立体地図」をつくろうと目論んだ。


これが完成した立体地図である。

団地のため、同じような直方体をつくって並べただけなのだが、

通路や道路はビニールテープを用いて直線を表現し、マサキの植え込みで団地全体を囲う。

水道塔は底が太く、上にいくほど細くなるエンタシスを用いている。

いったいどのようにつくったのだろうか?


私が知らないのも無理はない。

これは、ほぼ父がつくったものだからである(^^;;。


いつまでたっても何もやらない私に痺れを切らした母は、父に手伝うようにいう。

もともとものづくりが好きな工業高校出身の父は、私を手伝うどころか、自分でつくりあげてしまった(^^;;。


この作品は、優秀作として飾られた…かというと、そうでもなかった。


同じように、親がつくった見事な作品が山のように提出されたからである。


自由制作、自由研究…自由というと聞こえはいいが、

いまだにこの「自由」という縄は、子供たちだけでなく、親たちをも縛っているのである(^^;;。