昼頃、久しぶりに遊びに来た娘と,父の話をしていたところに、ホームから連絡があった。
父の容態が急に悪くなったので、再度搬送を希望するかどうかの確認の電話であった。
聞くと、急に苦しみ始めたとのこと。
酸素マスクを装着して、フルパワーで酸素を送っても飽和度が上がらないということだった。
昨日まで息苦しさは訴えていなかった。
しかし苦しいのでは致し方がない。
少しでも楽になれる方法をとってほしいということで、救急搬送を希望する。
ところが,ご家族の方が来られないと入院手続きができないというので、
職場と相談をし、出社時刻を遅くしてもらい、千葉に向かう。
救急車はコロナ患者で救急受付をしてくれる病院を探しながら搬送するらしい。
13時位の電車で出発。
途中、救急隊から連絡が入る。
積極的な延命治療をされますかという問い合わせ。
もともと無理をさせたくなかったので、苦しい思いをしないで済む方法をと断った。
その後,搬送先の病院が伝えられ,千葉からさらに先の蘇我に向かう。
到着は15時15分くらいか…
まさかこれでお別れということではなかろうなという疑念を払いつつ,内房線に乗り換える。
インフォメーションで救急外来の場所を案内され,ホームからの付き添いの人と会う。
父の健康保険証や薬の入った袋を渡され,では私はこれでというので
丁重にお礼を言って別れる。
父はすでに病室に移されていた。
案内されて8階の病室に向かうが,コロナのため当然面会はかなわない。
隣室でMRの画像を見ながら担当医の話を聞く。