筋トレ後のケアはしていますか?
トレーニングで筋肉に刺激を入れた後は、筋線維が傷つき一時期的に炎症を起こします。
これが筋肉痛になるのですが、日頃から筋肉痛が出るほどのトレーニングを繰り返していくと、筋肉は太くなり、また筋肉が強化されていきます。
ここまでは多くの方が知っていることだと思うのですが、トレーニングを繰り返して筋肉が硬く太くなり、力がついたと喜んではいないでしょうか?
筋力は確かについているのですが、そのままでは怪我をしやすい筋肉になってしまいます。
筋肉に力を入れていない状態で触ってみて筋肉が硬い方は特に要注意!!
なぜ筋肉は硬くなってしまうのか
筋肉痛は、筋線維に負担がかかり傷ついたことによる炎症症状です。炎症が起こると線維の一部が変性し線維化しやすくなります。線維化が進んでいくと、いわゆるスジ肉のような状態になってしまい、それが筋肉の硬さの原因になります。
筋肉痛を起こした後に線維化しないようにしっかり筋肉の柔軟性を付けてあげればよいのですが、筋トレをした後のケアが疎かになると、段々と硬い筋張った筋肉になってしまいます。
硬い筋肉のままでは何が良くないのか
本来なら筋肉は力を入れていないときは柔らかく柔軟性のある状態が良い筋肉です。
しかし力を入れていないのに硬い筋肉は、筋線維が収縮したままになっていて柔軟性がありません。そのため急に筋肉に引っ張られるような力が加わった時には、まるで古くなった輪ゴムのように上手く伸びず、ぶちっと切れやすくなってしまい怪我のもとになります。
スポーツ選手でも怪我をしにくい方は、力を入れていないときの筋肉は柔らかく、力を入れるとしっかり固くなるような柔軟性のある筋肉の方が多いです。
また、せっかく筋肉をつけても硬いままでは筋肉のパフォーマンスを充分に発揮できません。
例えば、硬い筋肉は力を入れていない状態ですでに20%ほど筋線維が縮んでいるとすると、そこから100%まで縮めたとしても実際は80%分しか使えてないことになります。
同じ運動をしていても、柔らかい人に比べて筋肉を有効に使えていないことがわかると思います。
ダイエットのために筋肉を付けているという方も、せっかく筋肉をつけても硬いままだと、運動をしても上記のように筋肉のパフォーマンスを最大限に引き出せていない状態になります。
柔らかく柔軟性のある筋肉に比べてエネルギーを消費しにくいため、硬い筋肉の人の方が運動量を増やさないと同じだけのエネルギーを消費できなくなってしまうのです。運動量を増やしたらその分筋肉への負担は更に増すので、筋肉が硬くなる負のループに陥ります。
せっかく筋肉をつけて運動しているのになかなか痩せないという方は、力を入れていないときでも筋肉が硬くなっていないでしょうか?
以上のように硬い筋肉のままだと
1:筋線維を痛めやすく怪我をしやすい
2:筋肉のパフォーマンスを発揮しづらい
3:エネルギーを消費しにくい
というようなデメリットがあります。
柔らかい筋肉にするために
当院では筋力トレーニングなどで筋肉が硬くなった方への治療も行っております。
鍼灸治療は筋肉痛にも有効で、筋肉の炎症の回復を早める効果があります。
また筋肉痛後の硬さにも効果的で、柔軟性のある良い筋肉にすることで、筋肉のパフォーマンスを向上させ、怪我のしにくい体づくりをしていくことができます。
せっかくトレーニングをして鍛えているのであれば、見た目だけでなく機能的にもより良い状態の筋肉にする為に鍼灸治療を活用してケアをしてみてはいかがでしょうか。
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