ニコニコ「ごはんが炊けました。今週は麦を混ぜました。小分けして冷凍しますが、炊きたてを食べはりませんか?」

ニコニコ「ごはんってええ匂いがしますね。」
おばあちゃん「ちょっとだけ、食べようかな。」
ニコニコ「お好きな、あれ、にしはります?」
おばあちゃん「そうね。あれ、にするわ。」


↑明子さんが最近、気に入っておられるんは、卵かけごはんに、高菜のお漬物を混ぜたもの。子供用のお茶碗に七分目のごはんを美味しそうに召し上がります。
痛みで殆ど寝て過ごされていた冬の頃から比べたら、食べてくださるようになりました。
ごはんのおともに、梅干し、鮭、きゅうりや白菜の浅漬、海苔、なめたけ、も、お好きです。
食欲が戻って来たことがうれしいです。

きっかけは、まだ冷えるお彼岸の頃。炊いたごはんを小分けしてたときでした。
おばあちゃん「いつから人は米を食べるようになったんかな?」
ニコニコ「学校で弥生時代とか、って習いましたけど、、、。」
おばあちゃん「果物や魚や獣はわかるのよ。でも、この小さい米粒を、集めて食べるなんてね。もみを取って加熱せんと、生では食べにくいよね。手間のかかる米をなぜたべたんやろ、それが主食になるってね。なんでやろね。」
ニコニコ「明子さん、それ、調べませんか?」

明子さんにおすすめしたんは、図書館のスマホアプリ。
ニコニコ「図書館の会員番号を入れて、登録したら、本も検索できて、予約もできるんです。予約した本は、私が図書館カードをお預かりして、借りて来ます。」
おばあちゃん「どれどれ。米の歴史、、、」
おばあちゃん「あらま、沢山出てきたわ。」
ニコニコ「ぜひとも、読んでください。そして、私に 米の歴史を教えてください。」


借りて明子さんにお渡ししたんは、この3冊。
おばあちゃん「ぷくぷくちゃん、米ってね、一万四千年前に、食べてたらしいのよ。」
おばあちゃん「もみ殻を取らずにね、稲のまま、焼いてそれを臼でついてね、もみ殻を取ってたんですって。」
おばあちゃん「焼いた米をね、お湯でふやかしたりもしてたんやて。」
おばあちゃん「弥生時代には田んぼも作ってたんやて。」

伺うたびに、目を輝かせて、お話くださる明子さん。そのお顔を見ることが私もうれしいです。
食欲も出てきたことが、何よりうれしいです。


今、明子さんが読んでいるのは、↑。


 次回も笑顔でお話を伺いたいです。

いつまでもお元気でいてください。