こんにちは。ご訪問ありがとうございます、ぷくままです。
ぷくままが働くタクシー会社
お客様のデータを管理するコンピューターと車の無線をつなぐシステムの更新が行われない見通しから、
電話受付の配車室が解散して全面アプリ配車へ切り替わる、
メインの高齢者のお客様にとって生活の足なのに、電話で車呼べなくなったらどうすんのよ?というのが前回のお話でした
今回はその続きです
システム更新の有無の話だけなら、ウチの職場内の問題でした
実際、先に同じ状況になった他社さんがあり、電話受付をやめたところ、売上が半減したという情報もありました
予想通り、アプリ配車で注文できないお客様が離れたからなんです
ぷくままの職場が電話受付をやめれば、やはり同じ事が起きるでしょう
しかし、一番最初に「電話でタクシー呼べなくなるかも」
と、申し上げました
福岡市近郊エリアは、どこのタクシー会社でも電話受付できなくなるかもしれないのです
タクシー無線の基地局がなくなるからです
先日、
福岡市とその近郊のタクシーが利用する、無線基地局、これが南区と、その補完局が中央区のPayPayドーム近くにありまして
これを運営していた社団法人の解散の知らせが入ったのです
これまでどの会社も
南区の基地局、中央区の補完局の二つでタクシー無線と各社をつないでお客様をお迎えに行き、
目的地(新しくできたばかりの所だと運転手さんもわからない)へのナビデータも必要があれば送っていました
お迎えに行って『お客様が見当たらない』と、運転手さんから無線連絡が入ると、配車係からお客様にお車到着のお電話を入れる、するとお客様が急いで出てきてくださる
福岡市は人口流入とマンションや企業のビルなどの建築物増加で街の変化が全国で最も著しい
駐車場がマンションや住宅地になったりすると新しい番地が誕生してるし、それに合わせて周囲の番地が割り振り直しされていて、場所は変わらずとも番地が変わったというのも多い
ゼンリンの地図もGooglemapも全然追いつきません
それでも無線局があるから車と配車室がやり取りできて、車とお客様がちゃんと会えるわけです
アプリで呼ばれた場合も、お客様のスマホの性能によって位置情報に誤差が出るので、車内の画面に表示されるポイントに行ってもお客様がいないことも多々
お電話で確認すると、お客様ご本人は一本隣の道路上に立っていたりする
運転手さんが悪いような言い方をよくされるのですが、スマホが飛ばしたデータに従っただけなので、こちらの非ではなく、お客様のスマホの性能による誤差です
でもそれをフォローして、お客様の現在地に車の誘導ができるのも、無線があるからこそ。
無線があるから、行き違いにならずに済んでいるのです
ところが基地局のアンテナも老朽化
無線も最近のほかの電波に比べると通信精度はいまひとつではありました
システム障害もたびたび発生はしていました
更に、補完局は、オフィスビルから撤退を促されたそうで
基地局アンテナの解体、補完局のやむを得ない撤退が重なり、社団法人が解散することになったそうです
社団法人の解散は来年後半
タクシー会社各社は、それまでに新しい配車システムを構築しておかないといけなくなったのです
ちょっと複雑な話になってしまいました
次回に続きます