仕事を始めてからこの歳になるまで定時で終わることは一度もなかった
相方は卒業以来年に何日休んだかのか分からないと言う
日曜日同窓会だった相方の同期はもう二桁亡くなっていたそうだ
生きていくため月200時間以上の時間外労働はさして珍しいことではなかった
4月から働き方改革で縛りができたけど155時間では仕事にならない部署もある
なんと当直が勤務時間で次の日仕事すれば…しないと誰も代わりがいない…それが時間外
結局何も変わらないし代わりようがないとみんな思ってる
コロナ以降ほんとに休みが減って疲れてたまの休みはどこへも出掛ける気にもならない
今朝も当直明けだけど鈍色の空をちらっと見ただけで浮かぶのはバーバーのアダージョが流れるプラトーンの場面
悲惨な戦争が無くならないこの世界に半ば絶望し敵味方にかかわらず死んでいくあの映画と同じことがいまだに続いていることが悲しい
戦場には時間外労働の概念はないように時に戦場化する勤務にもそんな概念はない
今日は帰ったらバーバーのアダージョを聴かなければいけないという強迫観念にも似た気持ちにさせる昨夜の勤務だった
ただただ疲れたけどフェスティバルホールが待っているから頑張れるはず
そこに愛はあるんか
今年の桜は美しかった