ガイドブックに載らないパワースポット | 京都はんなりロマンチカ

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日々の出来事色々・・・

 

グーグルマップで偶然見つけて以来

気になって仕方がなかった場所

 

嵐電の線路近く

どうしてこんなところに

樹齢100年超えてそうな大木が?

 

しかも細い路地の中にあるから

ストリートビューが見られなくて

どの道を通ればそこに辿り着くのかも

よくわからないんです

 

木の幹は明らかに

数軒の家の屋根を覆っていて

日当たり面、落葉問題から考えても

家にとって良い環境とは思えないんだけど

一体どうなってるんだろう?

 

この目で確かめないことには

気になって眠れません大あくび

 

というわけで

ダンナにも付き合ってもらって

西大路三条から嵐電の線路沿いに西へ!

 

葛野大路通りから

三条通りが斜めに上がっていく感じになるので

太秦天神川で同じ東西の通りである

御池通りとの交差点ができます

 

天神川駅の次が蚕ノ社

 

あの大木まであともう少しの距離なので

先にちょっと寄り道していきましょう

 

蚕ノ社(かいこのやしろ)と聞くと

いつもナウシカを思い出します

 

ご由緒です

養蚕、織物、染色の守護神

 

ほど良い大きさの境内には

大きく育った木々が生い茂り

これぞ理想の神社という感じがします

 

主祭神は

天之御中主神・大国魂神・穂々出見命

鵜茅葺不合命・瓊々杵尊の五柱

 

この日は参拝者もほとんどなく

虫の声と風に揺れる木々の音だけが聞こえる

まるで白昼夢を見てるかのような

不思議な時間が流れていました

 

本殿から振り返って拝殿

 

蚕ノ社といえば

元糺の池跡にある

 

京都三珍鳥居の一つ

三柱鳥居

 

元々は鳥居のところまでが神泉で

水があったそうです

三本足の真ん中は宇宙を表しています

 

そして鳥居の後ろに広がるのは元糺の森

 

心身を清める場所()が嵯峨天皇の時代に

下鴨神社へと移されたことで

ここは『元糺の池元糺の森』と

呼ばれるようになりました

 

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2017年に撮った

下鴨神社の糺の森にある

 

今は無き糺の池

 

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さて、蚕ノ社を出て三条通りを

太秦広隆寺に向かって歩きます

 

今も古いお店や建物が多く残る大通りから

自転車すら押して通れないような

細い路地に入ります

 

グーグルマップで見たあの木が

屋根の向こうに見えます

 

今も使われているかは不明ですが

いくつか井戸がありました

 

 

 

新しく建て直された家と

極端に古い家とが混在してる

 

路地の先は嵐電の線路

 

細い路地をこの先はどうなっているのかと

迷いながら歩くのが楽しい

 

 

 

ネコがいたのは

 

ハイツきく

 

お地蔵さんも大切に祀られてます

 

ついに謎の大木に辿り着きました

 

クスノキの大木

 

木のある空間から一気に空気が変わります

結界の中に入ったような感じ

 

祠がお祀りされています

 

一体いつ頃植えられた木なんだろう

 

左は廃墟

 

右奥も廃墟

 

唯一今も人が住まわれているおうちは

雨樋が木の重みでひしゃげています

 

奥は空き地

 

この地域の御神木

 

ガイドブックには絶対載らない

隠れパワースポットキラキラ

 

国土交通省の空中写真で

過去写真を見てみた

 

1975年の写真が

カラー化された一番古い写真です

 

左が広隆寺で右が蚕ノ社

クスノキ写ってますね

 

ズームイン

空き地にまだ建物があったことがわかります

 

1975年の別写真

(右上 蚕ノ社)

 

公開されている最古の写真は

1946年の白黒写真ですが

これにも写っていました

 

80年近く前でこの大きさだから

樹齢100年は軽く超えてそう

 

行ってみて良かった

京都探検は面白い!

 

嵐電の線路沿いから動画も撮ってみたよ

 

帰りに三条通りの古いお店で

 

すももを買って帰りました