そんなわけで、10年以上前に母が撮った
花街での美しい写真が出てきたので
現像し直してUP
京都の五花街で最も歴史のある
上七軒の芸舞妓
芸妓の梅葉さん
動画じゃなくても、所作の美しさが伝わってくる写真たち
蜷川さんの『さくらん』の世界観も大好きやけど
どうしても花魁色の強さが気になります
京都の芸舞妓さん達には原色の派手な世界よりも
古く、格式のある背景の方が似合うと思う
(個人的な意見です)
芸事を極めている彼女たちは
見栄えの美しさ以上の華を兼ね備えてるから
派手な演出は必要ないんやなって
母の写真を見て改めて思った
昔ながらの京都の街並みの中でこそ引き立つ
本物の美しさ
知性、品格、奥ゆかしさ、立ち振る舞い
日本女性の美の骨頂といっても過言ではない
芸妓 梅葉さんの艶やかな大人の色香とは対照的に
可愛らしく華やかな舞妓さん
舞妓さんは自髪で日本髪を結います
月毎にモチーフが変わる花簪も可愛い
(長く垂れ下がったタイプの簪は舞妓初期だけのものだそうです)
置屋さんから出てきたとこかな?
昔はもっと子供の頃から舞妓さんになれたみたいですが
今は義務教育が終わる15歳からです
仕込み➡見習いの修行期間を経て
お茶屋組合の許可が出れば
身を置いてる置屋さんから見世出しをしてもらって
舞妓デビューとなります
新人舞妓の頃は『割れしのぶ』という髪型に結い
紅は下唇だけに引きます
2、3年ほどしたら
旦那さん(=スポンサー)になってくれる人に
水揚げしてもらってお姉さん舞妓になります
この舞妓さんは、水揚げしてもらったお姉さん舞妓
お姉さん舞妓になると
髪型は割れしのぶから『おふく』に変わり
上唇にも口紅が入ります
その後、『襟替え』をして
芸妓として一本立ちします
一人の舞妓の旦那さんになるっていうことは
その舞妓さんが花街にいる間の面倒を
ずっとみていくっていう契約みたいなもの
よほどの経済力と懐の深さがないと務まらないので
これができる人は男性として
大きなステイタスを得られますね
そういう花街の基本的なルールみたいなものは
『舞妓Haaaan!!!』を見れば
大体わかるようになってる(笑)
(アマプラで観られるよん)
賛否両論あるけど
『芸妓峰子の花いくさ』もおすすめ(書籍の方)
花簪、牡丹と蝶々かな?
芸妓さんは鬘(かつら)
芸妓さんになると特に定年はないらしい
という、wikiに載ってるような
今更感満載の説明文を添えつつ
母の写真でブログ書いてみた
おおきにどす~
この舞妓さんは襟替えの後
結婚で花街を引退されたみたいです
芸妓さんになられた写真も
ネットに上がってます
芸妓さんになると印象が変わりがちやけど
この時の可愛らしさ、そのまま残ってた