胼胝 | にこにこプッキーの台湾・中国語ブログ

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台湾、台北に駐在して9年7か月、そして日本に戻ってきました。中国語は、相変わらず、頑張って勉強してます。台湾生活&中国語学習ブログ。理系オヤジが理屈っぽく、うんちくを語ります。
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 今回のタイトル、日本語ですが、読めました?
 私は読めませんでした。
 さて、ネタとして、しばらく楽しめそうなホームズさん。何しろ1ページ読む間に何度も辞書を引くので、全然進まない。

 今回のネタはタイトルの通り、「胼胝:タコ」です。タコと言っても、海にいるタコではなく、手や足にできる、いわゆるタコです。
 ご想像の通り、これは熟字訓で、正しい音読みは「べんち」。この漢字、中文でもタコの意味なのですが、日本語でも「タコ」と言う俗称がある様に、中文でも俗称の方を普段は使うみたい。
 その俗称が“老繭(lao3jian3)”、なんと「繭まゆ」なのですよ。ちなみに、この小説の中では“長繭”を使っていました。繭、単独ではなく、もう一字、意味を持たない漢字を付けて二文字にするのは中国語あるあるですね。
 似ているものに「魚の目ウオノメ」がありますが、こちらは中文では“雞眼(ji1yan3)”、さかなではなくニワトリなのです。
 で、ついで。タコと言えばセットで出てくるのがイボ。こちらは日本語でも中国語でも、漢字は同じで“疣”、中文の発音はyou2。ま、これは部首のやまいだれの中を見れば、何となく察しがつきました。でも、この漢字も「イボ」と読むとは、調べるまで知らなかったよ。
 さてさて、こんな細かいところに引っかかっているから、全然、小説が読み進まない。読み終えるのはいつになることやら。