今年の3月に、和歌山県串本町(くしもとちょう)で打ち上げられるロケットを見に行ってきましたよ
今回の記事は、いよいよロケット打ち上げ当日です!!
当日になって、はっきりとした打ち上げ時刻が発表されます。
2024年3月9日(土)
午前 11 時 01 分 12 秒
ワクワク
さあ、二ヶ所ある見学会場のうち、那智勝浦町(なちかつうらちょう)の「旧浦神小学校」へ向けて出発だ
※GoogleMapより引用・加工
駐車場から専用バスでの移動
パーク&ライド駐車場となっている「ホテル浦島 駐車場」へ到着。
こちらの住所も那智勝浦町。
ロケット発射場があるのは串本町ですが、お隣の町那智勝浦町の協力は必要不可欠であると感じます。
入口で係員さんにチケットを見せ、誘導に従って駐車位置へ。
そこでは多くの係員のみなさんが、安全に誘導してくださっています。
話をうかがうと、和歌山県庁から応援に駆けつけて、日が昇る前から業務に付かれているそうです。
朝早くからご苦労様です
串本町をはじめ和歌山県全体の意気込みを感じます。全力の受け入れ態勢です。心から町を応援したくなりました
ロケットの名前はカイロスといいます
それにしても朝日がまぶしい
絶好の打ち上げ日和です!!
頂上突撃~♪命燃やせ~♪と自然とカープ応援歌が歌いたくなる。
※一応、交通規制は行われるとはいえ、町にとっても初めての経験。万が一の事故渋滞を懸念して、早めのシャトルバスを予約しました。
時間が早いため駐車場は空いていますが、思ったよりは入っているという印象でした。
駐車場にはトイレがあります
自動販売機もあるので、飲物もで買えますね
ここから約200m歩いてシャトルバス乗降場へ向かいます。
専用バス乗降場である「那智勝浦体育文化会館」に着くと、既にバスが何台か停車しており、出発を待っています。頼もしい!
ちなみに、ここにもトイレがあるので念のため行ってきました。
そして係員にチケットを見せてバスに乗り込みます。
待つことなくスムーズに乗り込んだ後、バスは満員にならなくても出発。
定期的に出発しているようです。
バスは自動車専用道路を使わず、一般道を通って会場へ向かいます。
道は特に混んでおらず、非常にスムーズに来れたと思います
あちこちの駐車スペースや、住宅街入口にはカラーコーンと係員の方が立たれていました。
白バイ隊員の方も居て、事前に告知されていた交通規制はバッチリのようです
駐車場から見学会場まで約15キロの道のりをバスで走り、20分ほどでバス降り場へ到着しました。
バスを降りて会場まで600m歩く
バス降り場は、会場より少し西側でした。ここでバスを降りて会場まで約600m歩きます。
※GoogleMapより引用・加工
バスを降りてからは、案内板に従って会場まで歩いていきます。
JR紀伊浦神駅の前にある郵便局。
ここにもドリンクの自動販売機がありましたよ
JR紀伊浦神駅です。この時間、乗客もほとんどいません。
仮設トイレが設置されています。(※もともとあるのかもしれませんが...)
ゆっくり歩いて約15分で会場である「旧浦神小学校」に到着しました。
ポイントポイントに案内板や係員がいるので道に迷う事はありません
この道の先に小さく見えるテントが会場の受付です。
見学会場で打ち上げを待つ(旧浦神小学校)
受付でチケットを見せて入場。
まずはロケットの模型を見る
実物と比べて8割ほどの大きさらしい。
記念撮影で少し列ができていました。
受付した時にお土産をもらいました!
何が入っていたのか!?
中身については後ほど
朝8時頃の会場の様子。
レジャーシートを敷いて座っている方がほとんどです。
中にはアウトドア用の椅子に腰かけている方もいます。
グラウンドの周りのテントでは、ロケット関連商品や土産物、また軽食を販売するブースがあり、中には行列ができている所もあります。
飲食のブースは少なかった印象です。
お腹が空くので、事前に購入して持ち込んでもいいかもしれません。
グラウンドの芝エリアには、手作りと思われる味わいのあるベンチが数台並べられていました
8時の時点ではどれもすでに満席です。
(写真は終わった後に撮りました)
大型モニターで映像を流し、10時頃になるとステージではお笑い芸人さんが来て、盛り上げていましたよ
気温は12度。
大して寒くなかったように記憶しています。
この見学会場は元々小学校だったそうで、校舎があります。
屋上には報道カメラが多数。
屋上入口には「特別観覧席入口」の看板。
専用パスが無いと入れません。
一部の旅行会社のツアー(お弁当付き)では、ここの屋上で見学できるようです。
打ち上げ1時間前の10時頃のトイレの様子
予定では会場に約2500人来るそうですが、トイレの数(男子x3、女子x4)が足りず大渋滞に
見渡す限り、見学者は男性の方が多いので、圧倒的に男性の列のほうが長いです。
校舎裏のゴミステーションの横にもトイレがありましたが、こちらも数が少ない(男子x1、女子x2)。行列です。
校舎内のトイレは使えません。紹介した仮設トイレだけです。
この列だとトイレに辿り着くまで30分ぐらいかかります。
つまり打ち上げ時刻の30分前には行っておかないと間に合いません
道路が渋滞なくスムーズだっただけに残念です。改善を期待します
田原海水浴場のステージでは、東京大学教授のトークが始まり、こちらの会場にも流れてきました。
天気がいいから、50~100キロくらいまで見えるんじゃないかな、と。
100キロ!?
さすがにロケット本体は難しくても、煙の軌跡が見え続けるんでしょうね~
ワクワク楽しみだ~
いよいよロケット打ち上げ
間もなく11時!!
いよいよ打ち上げ時間が迫ってきました!!
カメラをセット。
予定では真ん中あたりからロケットが出てくるはず!!
はず!
この時期のこの時間帯(3/9 11:00頃)なら、太陽とロケットは恐らく被らないかな?
今のところは逆行にもならず撮影に影響なし
打ち上げ時刻は
午前 11 時 01 分 12 秒
もうすぐだゾ
ワクワク
ドキドキ
そしてついに、ステージでカウントダウンが始まる!
緊張はピークに!
会場のみんなもあわせてカウントダウン。
5!
4!
3!
2!
1!
ゼロ!
...沈黙の時間
ステージの芸人さんだけは絶えず声を発している。
大型モニターには微動だにしないロケットが。
いけっ!
がんばれ!
と、ステージの芸人さんが凍り付きそうになる会場の雰囲気をなんとか温めようと頑張る。
直後、打ち上げ時刻を変更というアナウンスが聴こえてきました。理由は分かりませんが、いったん安堵して緊張が緩みます。
ふぅ~、緊張した~
打ち上げ時刻は11時17分12秒
そして約16分後、改めてカウントダウンが始まる!
再び緊張はピークに!
会場のみんなもあわせてカウントダウン。
5!
4!
3!
2!
1!
ゼロ!
そして、再び沈黙...
デジャブか?
いいえ、15分前と同じことが起こりました
そして...
聞きたくなかった「打ち上げ中止」のアナウンスが入ります
いきなりロケット発射延期の洗礼を受ける事に。
直後にぞろぞろと帰りだす観客...。
不思議と残念な気持ちにはならず(残念でないわけではありません)、発射できなかった原因と次の打ち上げ日の事が頭を占有しました。
原因は?
次はいつ!?
明日?(ならいいな)
緊張から解き放たれ、しばし会場でまったりとする。
警戒船の放水訓練がみれました
帰路につく
帰りのバスは、来た時にバスを降りた場所から乗り込みます。
帰りの人混みと渋滞を避けるため、会場で1時間ほどゆっくりしてから帰路につきました。
それでも多い人。
JR紀伊浦神駅にはホームに入れない人の行列が。
行列は他人事ではありません。
1時間後に会場を出ましたが、こちらも専用バスに乗り込むまで30分ほど並びました。
道路の方は渋滞もなく、約30分ぐらいで到着
ふぅ~。
何はともあれ、みなさん、お疲れ!!
残念だったけど、いい緊張感を味わえたかな
次回こそはきっと!!!
頑張れカイロス!!
お土産
さて、頂いたお土産ですが、
・スペースポート紀伊ガイドブック
・カイロス打ち上げ応援ステッカー
・カイロスレジャーシート
・ホッカイロ
の4点です
「ホッカイロ」は「カイロス」にかけたのかな?
延期の理由
なお、会見によると、打ち上げ中止の原因は船舶が警戒区域内に深く侵入したまま動かなかったためというのが理由でした。
つまりロケット自体に問題はない!
なら再打ち上げ日も近いはず!!
この日も宿泊予定だったので、ホテル近くの喫茶店に入ると、
「ロケットで来たの?」
「残念やったね」
「町内アナウンスで延期て流れてたわ」
と、共通する話題で盛り上がり、少し元気をもらえました
そして再打ち上げは3/13と決まりました。
④へ続く。