今年の初めごろ、長谷院を訪れると町の掲示板に貼り紙がありました。
それは「財産処分公告」と題し、処分の目的は「境内地の一部を一般定期借地権(居住用)の設定、敷金返還請求権の設定」でした。
よくかわりませんが、住宅用として境内の一部の土地を貸し出す(50年)という事でしょうか。
土地を売らないのはいろいろと事情があるのでしょう。
これによって長谷院の保守が行われ、存続できるならばやむを得ない事だと思います。
杉屋佐助さんが中興した長谷院。宅地化がどう進むのか気になったので様子を追っかけてみました。
現在、既に宅地化は完了していますが、GoogleMap等の衛星地図ではまだ宅地化前の画像となっています。
宅地化前の様子。
地図上の黄色い部分が住宅となっています。
掲示板を見た1月22日時点で、南側の駐車場だった2つのエリアは既に住宅が建っています(令和4年)。
今回(令和5年)の公告による宅地化は、北側の黄色い範囲の境内と西側駐車場の一部のとなります。
2023年1月22日
2023年1月22日。まだ工事は始まっていません。
2023年1月31日
宅地範囲の木が切られ、宅地にかかりそうな木の枝が切られました。
2023年2月3日
原っぱだった境内が綺麗に更地となっていました。
2023年2月12日
境内の塀が取り除かれました。
なかなか見れなかったであろう、この方面からみる風景。
江戸時代はこう見えていたのかも?
墓地の水道の前に石柱が6本置かれていました。
更地にした時に出てきたのでしょうか?
それにしても杉屋佐助さんと関係する石柱が見つかったのは嬉しいです
2023年2月28日
いよいよ建設が始まりそうです。
2023年3月28日
宅地の範囲がはっきりとしてきました。
2023年4月28日
想像通りですが、建物が建つとまぁまぁ圧迫感がありますね。
駐車場もコンクリートブロックの塀ができています。
鷲尾せきさんの道標は大丈夫でした
2023年6月4日
建物はほぼ完成しているようですね!
広告が掲示されていました。
お金があったら住みたいかも!?
2023年8月12日
完成してました!
これが二階建て家屋だったらもっと圧迫感があったと思いますが、平屋なので助かりました。
半年ほど経って、本堂手前左の木には葉っぱがモリモリ
変化の様子を境内から撮影。
またねー!