映画「ORIGIN」 | ハワイ島パパイヤジャーナル

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ハワイ島での暮らし。自然に囲まれた生活から見えること、想うこと。

 

日曜日、友人に誘われて映画を見に行きました。

ヒロにあるパレスシアター。

 



この映画館に行くのはいつぶりだろう?

 

歴史があってノスタルジックな古き良きハワイを感じさせる雰囲気のシアターです。

去年、NHKの「家族に乾杯」で鶴瓶さんがヒロに来て

落語をしたのもこの劇場です。

 








 

見たのは「ORIGIN」という映画。

 

 

 

 

観終わった感想は、

まず、

観てよかった…

  

人種差別やカースト制度など深い内容なのだろうなとはある程度予測していたけれど

本当に深く考えさせられる作品でした。

観終わったあと、しばらく余韻が消えなくて

時間や空間を超えて遠い旅から戻ってきたような感覚になりました。

 

どこまで私自信がちゃんと理解できたのか、

偏見や差別やカーストなどの事実やこれまでの歴史をもっと

きちんと考えたり理解や知識があれば、

また別の感じ方ができたのかもしれないけれど、

これが今の等身大の私が感じたことで

それはそれで良いのだと思う。

 

イザベルウィルカーソンという黒人の女性作家が

17歳の黒人男性が白人に射殺された事件を発端に、

偏見や差別が生まれる要因についてを

使命感を持って深く探求していく姿を描いた

ストーリーなんですが

ナチス時代のベルリンや

インドのカースト制度や奴隷の

人として平等に扱われないことの、悲しみや痛みに

映像を見ている間に何度も涙がこぼれました。

そして、それは過去の歴史の中だけではなく、

いろんな形で国で、現在も続いている…

という事実。

 

大切な人たちを亡くした深い悲しみの中で、イザベルが強い使命感によって

各地を訪れて関係者に話を聞いたり、答えを見つけて行くことで自身も悲しみを抱えながらも

行動する姿にもとても心打たれました。

 

お客さんはほぼ白人の

割とご年配の方が多かったのですが

ちらほら泣いてる気配も感じました。

映画の最後には、拍手が。

 

あまりうまく感想を言語化できないけれど

観てよかったと思える、これからも私なりの答えをときどき考える

そんな作品でした。

機会があれば沢山の人に

見られたらいいなと思いました。

おすすめです。

 

 


最近見た映画はこれ

 

Ameba映画部