月に一度、楽しみにしている事がある。
それは映画。
こっちにいると、洋画は毎日いやというほど見れるけど、
邦画ってなかなか見られる機会がない。
それで、契約している日本語チャンネルで月に一度放送される
日本映画がとっても楽しみなのだ。
昨日は、「椿山課長の七日間」。
実はあんまり期待してなかったんだけど、
これが、想像していた以上に良くって見終わったあと
久しぶりにほんわりした気分になりました。
突然死した椿山課長と男の子、ヤクザのおじさんが
初七日の日まで現世に戻ることを許されて
それぞれが違う姿で現世に舞い戻るという話。
与えられた3日間の中で、天国の人からも気の毒がられる過酷な真実を知って傷ついたり
しながらも、家族の絆や、人と人との縁が重なって、やり残したことをやり遂げ、
最後には未練なく天国へ帰って行くありがちストーリーなんだけど
笑いあり、涙ありで、とってもおもしろかった。
椿山課長演じる西田敏行も伊東美咲も、他のキャストもハマリ役。
それにしても、
死んだあとの世界が、本当にあんなふうで
ボタンひとつで極楽浄土にいったり、
椿山課長たちのように選ばれたごく一部の人が
現世に帰ることができて、残してきた家族と別れを告げたりできるなら
なんだかいいなと思った。
姿が違っていても、何か絶対に通じるものってあるんだよね。
久しぶりにあたたかい気持ちにしてくれた映画でした。