薬はほとんどいらない生活を過ごしていますが、薬関連の本を読むのは好きです
身体にどう作用する？など身体に対しての働きが興味深く・・・。
この本も「創薬が危ない」と何やら物騒なタイトルですが・・・、
華々しく特効薬登場！となるまでには、沢山の時間やお金がかかるので、最近はなかなか難しい状況が続いているということで、このままでは、新たな薬が出てこないので危ないという表現ですが、この本の中にでてくる「ドラッグ・リポジショニング」
既存の承認薬を最新技術を駆使して、再分析して新しい効果を再発見して、別の病気に適用するために再開発するというもの。
増毛効果のある「リアップ」は元々高血圧の治療薬だったのが、毛が生えてくるという副作用に着目してできたもの。バイアグラは狭心症の薬の臨床試験で、試験期間が終了したにも関わらず男性の治験者の方が、返却したがらないことで、発見されたもの緑内障の薬の副作用で「まつ毛が伸びる」を逆手にとって、まつ毛育毛剤を開発まさに「故きを温ねて、新しきを知る」。
目の付け所を変えると違った世界が見えてくるんだなぁというのがとても面白かったです
- 創薬が危ない (ブルーバックス)/講談社
- ￥972
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