皆様 おひさしぶりです

筆者PuiPui 
まさかの
退院直後の容体に逆戻り

高齢者でもないPuiPuiは退院時
「公的機関からの援助は何もありません」
心臓外科の看護師さんから
申し訳なさそうに伝えられ
お世話をしてくれる人がいないPuiPuiに
民間の派遣ヘルパー業者の
パンフレットのコピーを渡されました

そのヘルパー派遣業者さんは
お金持ちのご家庭で雇うような
世間の相場より割高な感じでした
病室のベッドで
自分で探した別の派遣業者さんから
退院日の付き添いさんを手配
その後
大勢のヘルパーさんを派遣してもらいました
つまり
なかなか
また来てほしいと思えるヘルパーさんに出会えず
毎回毎回
お皿はココ、お掃除道具はココと
同じ説明を繰り返した

ほんの短期間
PuiPuiを担当してくれていた
看護師さんの派遣ヘルパーさんには
とてもお世話になりましたが
ある日
彼女のご家族が急にご入院
それは大変だ という事で
他人の世話なんかしている場合じゃないから
せっかく病人のお世話をする
スキルと資格を持っているのだから
精一杯ご家族のお世話をしていらっしゃい
その方にはそう言って
お別れしました

彼女は最後に
PuiPuiが20年以上愛用してきた
お皿を1枚割ってしまいました
英国で
カップやサイズ違いのお皿や
シリアル用ボウルやシュガーボウル等
セットで購入したもので
派遣会社が弁償しますと言われても
実質無理
「形あるものはいずれ壊れる」
そう思って諦めました
看護師さんの彼女には
本当にお世話になりましたし
彼女自身のご家族の
思いがけないご入院に動揺していたのでしょう

彼女とのご縁はこれまでなのね

そう悟って
弁償請求をせず
労いの言葉を掛けて
お別れ

それからが大変でした
派遣されてくるヘルパーさん達の中には
色々ビックリさせられることが多かった

ネットスーパーで購入した食材を
事前に知らせたら
「趣味はお料理」と公言し
「作り置き総菜は主菜3品
副菜3品を2時間で作ります」との事
でも当日知らされたメニューは
どれもPuiPuiが食べたいものではなかったし
追加の食材を買ってこなくては
作れないメニューもあって
しかもそれら不足の食材は
一回では使いきれない売り方の
レーズンとか
次回いつ使うかな?というものばかり
仕方なく
シンプルな
鶏肉のグリル焼をリクエストしたのですが
いざグリルの準備をしたら
計量スプーンを手に 固まっちゃったの
1日三食で塩分6グラム以下
1食2グラム
この食事制限を守るお料理を前提に来た
そのヘルパーさんが動かないので
「どうしましたか?」
と尋ねたら
「どうしたらいいのか分かりません」

え?
(焼くだけだし、計量スプーンもあるし…)

そのヘルパーさんは
もともと唐揚げや水炊き用のサイズに切ってあった
鶏モモ肉を なぜか
縦2センチ幅5ミリに更に刻んでしまっていて
焼きあがったら縮んでもっと小さく硬くなって
食べられなくしてしまった

事前に彼女が作ると言っていた
副菜が一つも見当たらず
玉ねぎのマヨネーズ和えは?と
聞いてみたら
「できませんでした」

彼女は何一つ作れず
1時間の延長料金を請求されました

自分が常識と思っていたことは
ヘルパーさん達にとって未知の事のようだと
思い知らされた日々
PuiPuiと気が合うとか
合わないとかの問題じゃなかった

「グリルの排煙口の上は熱くなり
サンマやお肉等を焼くと炎も出てくるので
絶対にものを置かないで下さい
使用後も暫く熱いので
換気扇も直ぐには止めないで」と
予め具体的にお伝えしたのですが
まだ熱い排煙口の上にラップの箱を
平然と置いていて
しかも
ガスを使用したコンロの五徳に
お肉等のトレーをくっつけて溶かした彼女が
『私じゃありません』とのたまったの
その場にいたのは
PuiPuiとそのヘルパーさんの2人だけ
(気は確かなの?)
という言葉をぐっと飲みこんだ

延長料金まで請求されたので
事務の人に連絡して
そのヘルパーさんがボヤを起こしかけた事
結局 たった1品も料理が出来ず
返金してもらいたいくらいだと伝えたら
延長料金の請求を取り下げ
1500円分のクーポン券を送ってきました

テレビで見かけた
お料理上手のヘルパーさんは
ずっと先まで予約で一杯だから
なかなか巡り合えないみたい

病人自ら人の手配をしているうちに
PuiPuiはどんどん弱ってしまいました

食事は大事
早く自分でお料理が出来るくらい
回復したい

最近やっと
同じヘルパーさんに
定期的にお越し頂けるようになり
作り置きの食事も調理して頂けて
苦しい時はベッドで休めるから
少し回復して参りました
復帰までの道のりは遠いですが
あきらめずに
リハビリを続けます

生きる事を諦めない
だって
せっかく命を助けて頂いたのですから