これは
『宇宙兄弟』という漫画の登場人物
元NASA(アメリカ航空宇宙局)職員で
主任教官パイロット
デニール・ヤングの言葉
物語の主人公 宇宙兄弟の兄
南波六太(なんばむった)は彼を
ヤンじい と呼ぶ
『ワシらは死ぬまで生きるだけだ
コントロールが出来る限り
自由に飛び回るだけだ』
物語の中で
南波六太はJAXAの選抜試験通過後
NASAで宇宙飛行士の訓練を受ける
宇宙飛行士に成る訓練のひとつに
T-38という飛行機を操縦する訓練がある
T-38は実在している
超音速で飛べる双発ジェット高等練習機
ヤンじいは 飛行機のパイロット
宇宙船のパイロットではない
この場合のパイロットは
水先案内人の事ではなくて
飛行機の「操縦士」という意味
訓練生が宇宙船を実際に飛ばして訓練する事は
諸般の事情によりできませんからね
代わりに飛行機を飛ばして練習するのね
ヤンじいは他の教官とはかなり違う感じの教え方
とても個性的
ヤンじいは こうも言ったの
「ワシはお前に一流の宇宙飛行士に
成ってもらいたいと思っている
だが
一流の宇宙飛行士に成る方法などわからんし
教え方も知らん
だが
一流のパイロットになる方法なら教えられる
やれるとこまでやって 何か見つけろよ
どうせやるなら その道の一流を目指そうぜ」
一言一句漫画の通りじゃないかも知れないけど
それって筆者PuiPuiが普段思っていたこと
どんな職業であれ
自分の仕事に誇りをもって
誰も真似できない程に極めたら
その人はそこに
なくてはならない存在になれる
例えば優秀な外科医がいても
ひとりで手術するのは難しい
事前に機材を準備する人
優秀な麻酔科医
手術中執刀医に
的確なタイミングで的確な道具を渡せる人
などなど
機械が高度に進化する度に
新しい知識を身に付け使いこなす人々
そういう機材を開発商品化する人々もいる
医師だけが偉いんじゃない
会社でパーティーの準備をした時
あるスタッフが
プラスティックのカップ購入の担当になったけど
いつまで経ってもカップを買ってこなくてね
「せめて前日までに用意してね」と頼んだら
「そんなもの 当日買いに行けばいいよ」って
「当日欠品していたら大変よ」って言ったら
「そんなことない」と断言
そして当日
パーティーまであと数時間になって
困った顔をして
「プラスティックのカップがお店になかった」って
誰にでも出来る
小さい仕事を馬鹿にして
その小さい仕事も出来ない人が
実在すると知った瞬間でした
ベストを尽くさず 助言も聞かず
出来ませんでしたって彼が言った時
その場にいた他の同僚たちは一斉に
PuiPuiの顏をすがるように見たの
そんな事もあろうかと
念の為バックアッププランを用意しておいたから
そのパーティーは滞りなく行えましたけど
これが本業のお仕事の
プロジェクトのひとつだったとしたら
彼には重要な任務を 任せられないな
いつも全力を尽くしていたら身が持たないけれど
どうせやるなら その道の一流を目指せば
少なくとも後悔はしないと思うわ
大きな仕事を見事にやってのけることが出来る人は
小さい仕事も完璧にこなす
ここぞという時は
出来る事を精一杯やるから
そこに後悔はない
これも実際に 見てきた事実
死ぬまで生きる
自分の人生は
お天気と違って
ある程度自分の意思で
コントロールできることがあるから
精一杯頑張ってみる
今日 心に残った言葉