先日、ちょっと興味深いお話しを聞きまして。

『弱視の治療用のメガネを2年ほどかけ、矯正視力は1.2出るようになりました。ただ、眼鏡がないと視力が出ません。これは治療失敗なのでしょうか

というもの。

 

ホントにたまたま、こういった事に携われる機会が多かったってだけで

基本的にはそういう風に思ってしまうのも無理はないですよね。

 

結論から申しあげますと

大成功といっても過言では無いかと思いますよ。

 

本題に入る前に。

私、PUGNUS(パグナス)という眼鏡屋を岡山県倉敷市で営んでおります。

まだまだ駆け出しの2年目のお店です。

心の奥でもいいので応援してくださると喜びます。

『がんばれ』って思ってあげてください。

よろしくお願いします。

 

では本題へ。

 

〇治療用のメガネの着地点って

そもそもなのですが、この話をするにあたって

いろいろと共通認識をもっておく必要があります。

 

①弱視とは『矯正視力』が1.0出ていない状態を指す

②基本的に、遠視、乱視、斜視などの症状がある時に言う

➂ただし、先生の判断ですので〇〇だからと言う明確な基準はなさそう

 

と言う事です。

 

せ、そもそもなんですけど

なんでメガネをかけないとダメなんですか

っていうお話しからになるんですが。

 

基本的には、成長期にきちんと網膜に光をあてていないと

度数をいくらいれても視力がでなくなるから。な訳でして。

 

早くても9歳くらいまで、長いと中学に入ってもつけている

なんて事はざらにあります。

 

で、せっかく視力が出だしたとしても

それでメガネをかけるのをやめてしまうとですね

今まで頑張っていたことが水泡に帰すことになりえない訳なんですよ。

 

で、これの発端にある

メガネがあれば視力がでていて、裸眼だと視力がでない

について話をしていくのですが。

 

治療用のメガネの役割は

度数をいれてきちんと視力が出る状態にする』ことにあります。

 

なので、メガネをかけてきちんと視力が出ている状態って言うのは

もう本当によく頑張りました。状態な訳です。

 

お店でも良く言ってました。

お父様、お母様、本当によく頑張りましたねって。

 

で、ここから余談なのですけど

じゃあずっとメガネをかけている状態なんですかってなりますよね。

 

こればっかりはお医者様と本人とで確認してあげてください。

 

視力がきちんとでてくれば

一応はメガネがなくてもある程度は大丈夫になります。

 

その代わりなのですが、とくに遠視の人は『めちゃくちゃ頑張らないといけない』目なので日常生活がしんどくなるかもしれません。

 

よって、先生がオッケーをだした上で

本人がメガネはしないと言うなら

それはメガネ無しになってもいいんじゃないですかね。

 

治療が終わってからの話ですよ。

 

 

皆様のメガネ生活が良いものになりますよう心からお祈り申し上げます。