一昔前のメガネと言うのは

まぁ10万くらいはするかなって言うのが普通だったそうでして。

それを考えると、昨今のメガネ事情と言うのは

大変いろいろな価格帯で販売されていますなって感じです。

 

で、当然なんですけど価格が低くなってくると

カットされている部分もある訳でして

そのカットされているモノの中に『調整』ってあると思うんですよ。

 

で、結論から申しあげますと

だいぶ簡略化されてしまったよな。です。

 

本題に入る前に。

私、PUGNUS(パグナス)という眼鏡屋を岡山県倉敷市で営んでおります。

まだまだ駆け出しの2年目のお店です。

心の奥でもいいので応援してくださると喜びます。

『がんばれ』って思ってあげてください。

よろしくお願いします。

 

では本題へ。

 

〇調整

ところで、皆様はメガネの調整というものはどんな感じで受けられているでしょうか。

 

お渡しの時にメガネをかけて

ズレないか、きつくないかをチェックして終わりでしょうか。

もちろんメガネは使っていると調整具合が変ってきますが

『また何かあったら』で放り出されてないでしょうか。

 

これだけ簡略化されているメガネの調整も

実は見ないといけない所というのはたくさんありまして

 

  1. フレームのそり角のチェック
  2. メガネの幅と顔の幅
  3. 正面から見た時の水平感
  4. 前傾角
  5. メガネと顔の距離
  6. 鼻当ての置く位置
  7. 鼻当ての向き
  8. 耳の曲げ位置
  9. 全体のテンション
みたいな感じで結構な量のチェック項目があります。
メガネはかけてズレなければ確かに良いのですが
 
そのズレないと言うのも
快適にかけられてズレない
という状態はだいぶ忘れられているのかなと。
 
なので真剣に取り組ませてもらうと15分以上はかかることがあります。
 
もちろん、それを望む人ばかりではない結果が
今の簡略化されたメガネの調整なのであれば
悲しいですが受け入れていくしかないのですが。
 
もし、薄利多売の波で消えていきつつある技術なのであれば
個人的には少なからず意を唱えたいところであります。
 
きちんと調整されたメガネは
快適に使えるのに加えて、お顔の印象まで良くします。
 
皆様にはこの機会にぜひ
調整というものは項目がけっこうあるんだな
って言うのを覚えていて欲しいです。
 
皆様のメガネ生活が良いものになりますよう心からお祈り申し上げます。