Ciao dalla Puglia!
昨日はマルティーナのセリエBプロバスケットボールチーム“ドゥエ・エッセ(DUE ESSE)”のプレーオフでした。
リーグ3位のマルティーナ、対戦相手は6位のコラート(Corato)。
ホームで行われた初戦にGIAN、ステッラ&マルティーノ夫妻、ラウラ&オラツィオ夫妻、オラツィオ義兄のアントニオ、という大所帯で出かけて応援してきました
コラートの本拠地はお隣バーリ県ということもあって敵陣も満席、応援団も張り切っています。
もちろんマルティーナも負けていません。
紙吹雪&“勝利(VINCERE)”と描かれた大きな垂れ幕で盛り上げます
試合開始前にはこの日、故ヨハネ・パウロ2世が福者(聖人の前の段階)に列せられたことにちなみ、選手・観客共に全員起立でお祝いしました。
親しみ深さとどことなくお茶目な雰囲気を併せ持ち、またご自身を狙撃したテロリストをもお赦しになって慈悲深いご対応をなさった前法王はイタリアで今も大変人気があります。
“空飛ぶ法王”と呼ばれるほど精力的に世界各地をご訪問なさった前法王は広島や長崎も訪れており、日本でも人気がありますよね。
世界各国の信者からの声が届いたのでしょう、異例の速さでの列福だそうです。
さて、話は試合に戻ります。
開始直後は今ひとつ調子の出ないマルティーナが出遅れたものの、最後に3ポイントを決め、21対24。僅差で追う形で第1クォーター終了。
第2クォーターも敵が正確なシュートを次々と決めるのに対し、マルティーナはシュートミスやディフェンスの穴が目立ちます。38対43と再び僅差で追う形で第2クォーター終了。
第3クォーターはプレーメーカーのデスィアート選手が3ポイントを含むシュートを次々に決めて大活躍(彼はこの日、計31点もの得点を叩き出しました) ついに64対59と逆転
とは言え、5点差というのはバスケではあっという間にひっくり返る恐れのある点差内。
今回も心臓に悪い試合だなあ・・・
いよいよ第4クォーター。
これまでの試合中も小競り合いは何度かあったのですが、僅差で迎えた最終クォーターということもあってそれはますます大きくなります。
相手の4番、コルヴィーノ選手に今にもつかみかからんばかりに怒っているセリーノ選手。
今回、小競り合いの9割はこのコルヴィーノ選手が関わっているもの。
なので、こう言ってはなんですが“コルヴィーノ選手のプレースタイルに何か問題があるのでは?(例えば審判の見えない所で汚い手を使う等)”とつい思ってしまいます。
相手のコーチも興奮気味に審判に異議申し立てをしたりで会場は騒然とした雰囲気に。
2名の警官が相手チームのベンチ前へ出向きます(イタリアではスポーツの試合時、安全上の理由から警察や消防が会場に待機しています)。
両チームの応援席の境界(写真手前のロープが張ってある所)にも2名の警官が来ました。
そんなこんなで何度か試合中断しましたがマルティーナの勢いは止まらず・・・
終わってみれば90対76に差を広げて試合終了 万歳
終了後、ファンに握手で応える選手達。
相手チームでは結果に不満を持つ輩が暴れかねない雰囲気でしたので再び警官がガード。
これらのサポーター(いや、フーリガンと言うべきか)、マルティーナ側の応援席に向かって中指を突き立てたり(←芸が無さ過ぎ・・・)、ロープを超えて入って来て子供(小学校低学年くらいの小さい子です)を恫喝したり・・・マナーの悪さが目立ちました。
これでコラートとのプレイオフ3戦中、既に1勝したので次回も勝てば、他グループとの対戦へ駒を進めます。
来週の第2戦はアウェーなのでより厳しい戦いになると思いますが
“Forza ragazziiiiii(選手のみんな、がんばれーーー)”
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