Ciao dalla Puglia!
ふらりと継続更新しております“イタリアのファッションについて思うこと”シリーズ。
3回目は日伊の違い“ハレとケの区別がはっきりしている”ということについて。
基本的にええかっこしい(だと私は思う)のイタリア人。
家の中ではリラックスできるホームウェアや靴を身に着けていてもそのまま外に出かけることはまずありません。
外出先が例えすぐ近所であっても服を着替え、靴を履き替えてから出かけます。
ですから日本でよくある“ジャージやスウェットでふらっとコンビニへ”という光景はイタリアでは見かけません。
あ、ジャージやスウェットもありえませんが、コンビニ自体イタリアにはありません
海辺で夏のバカンスを過ごす時も必ずきちんとした靴に男性はアイロンをしっかりかけたシャツとスボン、女性はドレスやアクセサリーを何点か持って行き、昼間の海水浴から戻ったら着替えます。
それなりのレストランのディナーの席で短パン、Tシャツにビーチサンダル、という人はまずイタリア人ではないと思ってよいでしょう。
写真は毎夏、約3週間かけてマルティーナで開催される“イトリア谷 音楽祭(Festival della Valle d'Itria)”開演前の様子。
夏に野外で行われる音楽祭ですのでそれほど堅苦しくはありませんが、それでも男性はシャツにジャケット、女性はワンピースやブラウス姿のかたがほとんどです。
たまに“隣のご夫妻、ずいぶんとラフなかっこうだなー”と思うとドイツからの旅行者だったりします。
ちなみにイタリア人はファッションセンスの悪さについて語る時、冗談でドイツ人を引き合いに出すことがあります・・・(ごめんなさい! ジョークで例えているのであり、決してドイツのかた全てのファッションセンスがまずいというわけではありません。)
どこでも同じ格好でいるって時には失礼だと思いますし、実際、良くも悪くもイタリア人はひじょうに外観(顔の細工と言う意味ではなく)を重視します。
ですから貧相な格好をしている人はお店の人から丁寧に扱われないことも
イタリアへご旅行の際はぜひそういったことも念頭においてファッションを選んでみてください。
旅行の荷物が少々増えてめんどうかもしれませんが、ハレの場所へ出かける際にまずファッションから気分を盛り上げていくのも楽しいですよ
せっかくファッションの国、イタリアを旅行するのですから、あまりにも快適さや防犯対策に意識が置かれ過ぎたファッションはちょっともったいないかも
“イタリアのファッションについて思うこと”、まだまだ続きます
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