久しぶりに、自分が所属していた高専のサイトにアクセスしたら、校長が変わっていた。
どうやら、自分にパワハラした校長は、令和6年度いっぱいで定年退職したようだ。新しい校長は、北大で再生エネルギー関連の研究をしていた教授らしい。
新しい校長は、どういう人だが全然知らないが、高専の校長が一種の天下りのシステムなのは間違いがない。この人も高専という組織がスグには理解できないだろうと思う。
ところで、自分にパワハラした校長の研究リストを眺めていたら、自分の博士課程のときの友人の指導教官だと判明した。
なんか当時の事を色々と思い出したが、非線形な振動での近似的な固有モードを見つけるという、博士課程のテーマにしては、ある意味物凄い危険なテーマをやっていた。線形の完備直交関数系のもとでしか固有モードの理論は成立しないが、それに似た概念を若干非線形な振動で近似的に見つけようというテーマなのである。面白いけど、3年という限られた博士課程の時間では、危険すぎて、自分なら絶対与えないテーマだよ。こういう研究って平気で10年単位で時間がかかるからね。
その友人と飲みに行った時に、完備直交関数系でないと固有モードの議論が不可能な事を、その友人は知らなくて、飲み屋で延々と時間をかけて教えたが、これって、こういう研究にトライするなら基本中の基本だから、なぜ知らないのか?って物凄い疑問だった。当然、テーマを選ぶ際には、こういう基本中の基本の概念は、マスターしているかどうか指導教官から確認が入るはずである。
結局、そのパワハラ校長は、北大での学生指導も適当だった訳だ。パワハラをする人は相当知性が低いと最近思っているが、やっぱり知性は低かったんだな〜って改めて思った。
ちなみに、サイトを見たら、自分だけでなく学生にもパワハラしまくっている系長は、相変わらず系長をやっていた。マジで行かないほうが良いよ、この高専。酷い目に合うよ。