今、「バカと無知 人間、この不都合な生きもの」橘玲著を読んでいるが、深く考えされられるので、まだ自分の考えが上手くまとまらずに、まだ最初の方を繰り返し繰り返し読んでいる。

 

最初に考えされられているのが、キャンセルカルチャーというヤツである。

 

これは立場ある人が、現在や過去の不適切な発言で、今の立場を失う(キャンセルする)ことから、こう呼ばれているらしい。例えば、最近だと、ホリエモンが、皆が貧乏なのは、財務省のせいではない。努力が足りないから貧乏なんだよ。財務省解体デモに意味はない。というような発言をして、じゃあ、ロケットの補助金を返還して、自分のお金でロケットを打ち上げろ!みたいな批判が上がっているが、これは、自分の理解が間違ってなければ、キャンセルカルチャーの一種である。

 

世界的にもキャンセルカルチャーが、非常に流行っているみたいで、色々と考えさせられる。

 

自分は、前のブログで、ホリエモンはもともと「炎上商法」で財を成した人だから、そういう商法自体は、みっともないと思うけど、そんな発言は気にしないで、意味がある財務省解体デモを更に応援しますって書いたと思う。しかし、自己分析すると自分の内面にもキャンセルカルチャー的な要素が、結構含まれていて、今回紹介した本がなかなか、分析に時間がかかってしまって読み進めることが出来ない。

 

自分は、保守派だと思っていたが、リベラルとは?本当の意味はなんだろうって考え込んでしまっている。日本のリベラル派って言われる人は、大抵中身は極左で、本来のリベラルとは程遠いから、そこも今まであんまり深く考えてこなかった。

 

ただ、キャンセルカルチャーは、世の中がリベラル化したから生まれてきた文化だと本書は主張する。

 

なかなか、色々と刺さる本である。

 

本ってコスパ最強の情報源だって意見をこの前見たが、心から賛同するよ。

 

 

 

 

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後日談)あれから、結構読みすすめたが、どうもこの筆者は偏った思考の持ち主のようだ。どうも、色々なところで自分はひっかかる。一応、50万部以上売れているベストセラーではあるが、あんまりフラットな思考の本ではないと思う。

考えさせられるトピックが多い本ではあるが、あまり著者の主張を鵜呑みしないように読んでください。