19年間高専という組織に努めたが、校長って完全な天下りなんだよね。
校長って大抵有名大学の大学教授がなるんだが、大学の先生って高専の組織とか授業の大変さとかって全く知らない。本当に全然知らない。自分の恩師に高専という組織を説明した事があるが、全く理解できなかったみたいだった。頓珍漢な答えばっかり返ってきて正直困った。
そもそも、高専という組織はアカデミアから外すべきだと個人的には思っている。高専の業務内容で博士号取得者は要らないよ。修士卒でさえ要らない。学部卒で十分だと思う。実際昔は学部卒の先生が多かったみたいだ。
そういう組織に、有名大学の教授が天下ってくるわけだが、ハッキリ言って全然、高専という組織を分かっていない人が殆どだし、凄い迷惑なんだよな。
高専の教員から校長になった人って、19年間の教員生活で二人しか知らない。
有名大学から天下ってきた校長って、高専はもっと研究しろっていつも言うが、そんな時間的余裕が無いから、研究したくても研究できないのに、科研費を強引に義務付けたりする。科研費の書類を書く時間なんて1週間も確保できれば幸せなぐらい高専教員は忙しいのに、1週間で作った科研費申請書が当たるわけないでしょう。
こういう天下り校長は、定年まで校長すれば、勲章ももらえるし、仕事も軽いから個人的には美味しんだろうけど、現場の教員からすれば本当に良い迷惑なんだよな。