現在は,どこの政党も少子化問題を上げています.事態はかなり深刻ですが,第3次ベビーブームが何故起きなかったのか?という記事がネットでいくつか存在し,それが,現在の少子化の一つの大きな原因だと分かります.

 

 

1990年代のバブル崩壊の時に,橋本内閣は,悪くなった経済がより悪化する方へ舵を切りました.これにより取り返しができない程の不景気になり,若者が自分も含めて生活に困りました.有名企業でも採用人数は激減して就職が大変だったのをよく覚えています.この時に,強力な少子化対策を行うべきだったのですが,行わずに,第3次ベビーブームは消えました.政府に第3次ベビーブームが来ないという認識はあったのにも関わらず,殆ど対策しなかった.そこから出生数は減り続けています.

 

政府(内閣委員会調査室)が分析レポートを出したのは,2023年という怠惰さで呆れます.

https://www.sangiin.go.jp/japanese/annai/chousa/keizai_prism/backnumber/r05pdf/202322801.pdf

 

例えば,自分のケースでは,ようやく結婚できたのって,40歳を超えてからで,結婚して子供を作るっていうのが,贅沢な行為だってよく身に染みてます.

 

政治家って,未来を見据えて行動を行うのが理想ですが,自民党政権も含めて,先を読んで政策を行える方が非常に少ない証拠でしょうね.先日の選挙でも,公約が現在の問題への対策ばかりで近視眼的でした.

 

緊縮財政路線により,自分が高専に就職した時には,教育関連の予算の大幅な削減が既に始まっており,20年余りの教員生活で,年々予算は減らされ続けて,とうとう教育現場が,小中高,大学と全ての教育機関で崩壊しそうです.

 

ただでさえ少なくなった若者という現実と国の未来は若者達が担うのであり,彼らに投資しないで,どうするんだろう?って想いはずっとありましたが,自分は,もう休職期間も終了するので教員を続けられないから,選挙に行くしかあまり貢献する方法がありません.