科学技術とか工業技術って,ものすごくモラルを求められます.自分自身への問いかけっていうか?これで良いのかっていう凄いつらい問いかけがあるんです.

 

例えば,少し技術的に問題がある場合に,基準はクリアしてるけど,納得がいかない場合とかがそういう状況の典型例ですね.自分は,教員をやる前は,2年間高周波エンジニアとして働きましたから,そういうのは凄く感じましたね.

 

けど,これって日本企業でエンジニアしたから感じたのかな?って気もします.上司のエンジニアがそういう人だったので,それが伝わってきて,自分も自分が納得できない仕事を会社外に出すのは嫌だな〜って感覚を持ちました.

 

これが,日本の物作りの根底だったのかな〜って今になると思いますね.

 

それに対して,C国は,そんなモラルは一切無いようですね.技術者としてのプライドとか良心って皆無だなって正直思います.まあ〜国民性の違いが大きいですが,博士課程に進学して,C国の自分の分野の論文を読むと全部今までのパクリでした.その内容で,論文を投稿する神経も分からないし,アクセプトする三流論文誌の意向も分からない.その当時からC国は自分にとっては意味不明な国でしたね.

 

技術者として思うんですが,信頼って大事だと思うんですよ.このメーカーの測定器なら信頼できるとかって凄く大事で,その信頼関係がなかったら,測定の行為自体が崩壊してしまうんですよ.

 

その信頼を勝ち取るには,そのメーカーの技術者が誠実であることが大事で,時間をかけて信頼を勝ち得るしか方法がない.

 

まあ,余談ですが,最近C国の技術力が凄いとか言ってる人が多いですが,それって信頼度どれくらいあるんですか!って思ってしまう.エンジニアにとっては,信頼度が大事なので,信頼度がいい加減な製品は正直言って全く使いたくないです.たぶんC国のエンジニアの大部分はこの大事なところが全然分かってないと思う.

 

価格が安いけど,粗悪な商品が多過ぎると思う.