自分は,50歳半ばだが,なんか凄く恵まれていたのかな?って時々思う.

 

技術がだんだんと進歩するにつれて,自分のスキルも上がっていったから,思い返すと何かだんだんと難しくなっていく練習問題をこなしていった様な感じが凄くする.

 

自分より昔の世代だと,そもそもパソコンが無かったり,低機能過ぎてあんまり使えない世代になっちゃうから,それはそれで楽しくないし,ちょうど良い頃合いに生まれたのかな?って気がして凄い幸運だったと思う.自分の叔父さんは,エンジニアなんだけど,話聞くと,本格的にコンピュータ触れたのは会社入ってかららしいから,自分は恵まれてたって思うな.まあ,その叔父さんは,定年しているけど,未だに現役で,UNIX系で動く新しい高速検索用のシェルの開発に携わっていて,相変わらず凄く楽しそうだけどね〜(笑) (自分もそうなりたいなぁ〜)

 

今の時代に生まれていたら,確かにPCも高性能で安いし,Linuxとかもオープンソースのコードも結構高度なレベルの状態で利用できるから,便利は便利なんだけど,どこから手を付けていいのか結構悩んだと思う.個人レベルでやれる本格的なことって,昔ほど無いしね.

 

初期のLinuxって,シェルとGNUのツールが使えれば割と幸せだったし,コード開発もgccでC言語かf2cでFORTRAN77ぐらいしか選択肢が無かったし,悩むことがなかったから,良い意味で集中して学べた.

 

今だと,人気がある言語だけでも,かなりの数あるし,AI技術とか必須になって来てるけど,AI開発で必須なGPUってcudaまで手を出すとなると結構難しい.普通のプログラムもOpenMPのような並列化は当然になってきてるし,要求される技術レベルが段違いに高くなってる.学ぶことが多すぎるって思う.

 

CPUも,今のCPUって複雑すぎて,昔は平和だったなって思う.学習に向いているCPUも結構あるけど,そういうのって組み込み用途がほとんどだからね.PICも出たばっかりの時はアセンブラ言語で組んでたけど,開発環境が整備されたし,そんな奴もう居ないでしょ?そもそもアセンブラ言語で解説してるPICの本って軒並みもう売ってないしね.

 

だから,初学者用の教材開発って大事だなって思う.

 

Unityで,ゲーム開発をしている小学生が紹介されていたけど,凄いと思う.自分はオブジェクト指向化言語ってC++が最初で習得に1年以上かかったから,凄いなぁ〜ってビックリしたよ.一回ハードルをクリアできれば,JavaとかC#は割とスムーズだったけど,ハードルが結構高かったもんなぁ.

 

今は,Kotlin勉強中で,習得したらRustとか手を出してみたいな〜