YAMAHAの小型デジタルアンプのTHRの良いところは,音響スピーカーとして優秀なところです.

 

THR10とTHR10Xを所有していますが,音響スピーカーとしても凄く良い音がする.最新のTHRは持っていませんが,このコンセプトを踏襲して作られていると思う.

 

THRシリーズを見ていると,商品ってコンセプトが大事だな!って思う.「練習用に最適な音質の良い小型アンプ」っていうのが開発のコンセプトだったと記憶しているが,凄く練られていて,ヒットしたのも分かる.逆に最新のTHRは,ここら辺がブレてきているから,音質は向上したのにあまり人気になってない気がする.

 

まあ〜THR10が成功したから,似たような商品がいっぱい出てきて,競合してるからヒットしにくいというのも理由にあると思うけどね.

 

ちょっと話がそれるけど,NuTubeに期待して,VOXの小型アンプのCAMBRIDGE50を買ってみたら,スピーカーで音を出すときはキャビネットシミュレータがOFFになり,セレッションというギターアンプのスピーカーでは定番のスピーカーとクローズドキャビネットを使用するから,ギターの音は良くなるんだけど,Audio IN から入れた合わせて弾く音源が当然歪んでしまう.まあ〜そーいう使い方する時はベッドフォン使ってくださいって設計なんだろうけどね.音は割と良くて,50Wの出力はあるし,ギターレッスン時には持って行ってましたね.最近は使ってないな〜(汗)

 

THR10は,スピーカーは音響スピーカーに徹しているから,ギターはデジタルキャビネットシミュレータを通した音で出てくるんだけど,音源は当然歪まないし,練習用アンプとしては本当に使いやすくて良く出来てるな〜って思う.ずっとヘッドフォンしていると耳たぶが痛くなってくるしね.練習用アンプという商品コンセプトが良く練られてるって思います.気のせいか,スピーカーで音を出した方が音が少し良くなる気がする.エアー感が足される感じ?

 

個人的には,ディレイがちょっと使いにくいから,ディレイが追加したいですね.

 

後は,ギターアンプとして音が気に入るかどうか?なんだけど,これは完全に個人の好みだからね〜楽器屋さんでの試奏で決めるしかないですね.あと試奏の時は絶対に自分のギターを持って行った方が良いです.THR10Xは音が割と好みだったから買って,後でアコギ用にTHR10を追加で買いました.最新のTHRはNUXに比べると割高感が結構あるんで,ちょっとお勧めしにくいなぁ〜(笑) NUXは,YouTubeでしか見てないけど,結構音が良いからね.

 

余談)

THRの前に販売していたDGシリーズって,クソ重たいけど,ツマミがモーターで駆動して,記憶した設定にパッチを切り替えると自動的にツマミが設定した位置に動くっていうお茶目な遊び心が満載なアンプでしたね!(注意:DG stompシリーズは動きません)

 

デジタルアンプとしては,もう骨董品なんだろうけど,中古で探して1台だけ持っています(笑)