昔から包丁を研ぐのが好きで,なんか達成感が凄くあって自分に向いてると思う.砥石を使いすぎて,凹んできたので買い直したぐらい.まあ砥石を凹ませるのは,ちゃんと砥石のメンテナンスをしてなかったからなんで反省してます.

 

包丁って,包丁ごとにカーブがあって,これを維持しながら研ぐのってかなり難しい.昔から使っている包丁って段々カーブが無くなってしまって殆ど直線に成ってきてるもんね(笑) だから全然上手くは無いんだけどね.ただ好きっていうだけ.研いだ後にトマトを切る時がたまらなく幸せなんですよ〜サクッと切れると凄い満足感が得られる.

 

父親に最初研ぎ方を習ったのかな?そこからずっと研いでる気がする.ただ,我流なんで,あんまり上達はしてなくて,未だに綺麗に研ぐのは難しいです.

 

高専の教え子で,一からナイフを作った学生がいて,結構ビックリしてしまった.ちゃんと鋼の焼き入れから全部自分でやって,ちゃんとした売り物みたいなナイフ作ってた.気があったのか知らんけど,卒業研究は自分の研究室に来て,かなりの成果を出してくれたよ.その後,大学編入してロボットの研究をして,今は自分が前居た高専で先生やってるけど,そういう物作りが好きな先生って貴重だよ〜ほんと.高専って割と頭でっかちな先生が多くて,実際に物作り出来る先生って少ないんだよね.悲しいけど.

 

中学の授業って,座学は全然面白くなかったけど,技術の授業で物作るのは凄く楽しかったもんね〜タダの鉄の棒から,マイナスドライバーを作ったのは今でも覚えてるし,木に綺麗にカンナをかけるのが凄く楽しかったもんなぁ〜なんかそういう作業って魂が揺さぶられるような気がする(笑)

 

ただ,自分で夏休みの工作で本棚作った時は,授業ではちゃんと設備が整ってたから,上手くいったんだなぁって身に染みた(笑) 木材の違いとか全然分からなくて安いからって理由でラワン材で作ったんだけど,カンナがそもそも綺麗にそういう木材ってあんまりかからないんだよね〜(笑) 自分の未熟さを思い知らされたね〜

 

自分で,ギターのピックアップを作った時も,失敗したけど滅茶苦茶に得るものが多かったもんな〜音が出ただけで大興奮みたいな世界で,超楽しかった.

 

物作りって失敗があるから超楽しいし,自分でどんどんやるべきだな〜って思うね.