兄は,鉄のフライパン派で包丁もステンレス製を使わず鋼の包丁を使っている.

 

自分は,かなり昔に間違えて鋼の包丁を買ったら,すぐに錆さしてしまって,錆を落とすのが大変だったから今ではステンレス派である.テフロン製フライパンも温度設定さえちゃんとやれば,最近のは割と長持ちするから,便利でテフロン製を使っている.テフロンの温度特性は割と高くて,かなり高温まで耐えれるから(耐熱温度は260℃) 気を付けて使っていれば,この温度を超えることは無い.ただ,テフロンってかなり柔らかくて,絶縁特性とか電気的な高周波特性が良好なので,高周波基板に良く用いられるのだけども,滅茶苦茶に柔らかいんだよね.ガラスエポキシ基板に比べて柔らかすぎてビックリするぐらい.だから初期のテフロン製のフライパンはコーティング加工が剥げて大変だったのも分かる.

 

鉄のフライパンって,設定できる温度が高いから,炒め物も上手くいくっていう道理は分かるんだが,手入れがめんどくさくて使う気にならない.そこら辺は兄はマメなんだな〜って感心してる.

 

鋼の包丁も,職人ならともかく家庭料理レベルならマメに研いでいれば要らん気はするが,兄のこだわりなんだろうね.

 

職人が今でも鋼の包丁を使う理由は,1日でステンレス製は切れ味が落ちるかららしい.開店から閉店までで包丁研いでる時間なんて無いから,切れ味がより長持ちする鋼の包丁を使うって聞いたことがある.包丁の切れ味で刺身とかはかなり味が変わるし,そこら辺は,職人のこだわりなんだろうね.