数学とか物理学とか工学の教科書って,今までの経験から目次を見るだけど大体のレベルが分かるんだけど,経済学はマジで分からん.取り敢えず,理系でありがちな大学の講義ノートのPDFを探すことから始めたけど,探し方が悪いのか?全然ヒットしない.ヒットしたものを見ると,殆どが講義スライド集だから,教科書にはならんしねぇ〜

 

もうめんどくさいなってしまい,以下のサイトで紹介している本をポチってしまった.

 

神取道宏『ミクロ経済学の力』日本評論社, 2014.

  • 学部上級レベルまでのミクロ経済学を包括的に解説した名著です。特に、市場/市場理論の意義が非常に分かりやすく語られています。メインテキスト1を補完する素晴らしい副読本です。

流石に英語での専門用語も知らんのに英語で読むのは無理なので,日本語で,上記の本を買ってしまったが,本当に学部上級レベルなんだろうか?少し読んだが,普通の経済の啓蒙書と変わらんし,本文中でも大学2年次からって書いてあったぞ!まあ〜気楽に読めるから良いんだけどさ〜
 
まあ〜面白そうな本だから購入したのは後悔してないけど,どうせ買うなら,もうちょっとレベルが高い本を購入したかったなぁ〜
 
物理学で名著って多いが,例えば,故砂川先生の「理論電磁気学」は,バランスも非常に良いが,日本語の書籍では珍しくLiénard Wiechert potentialsをちゃんと扱っている名著です.今となっては故砂川先生の見解は分からないが,ファインマンは直感的考察から,Liénard Wiechert potentialsの数式を直接導出する方法を述べており,Maxwell方程式は,Liénard Wiechert potentialsから導出するのがより本質的だと考えていたっぽい節がある.一般の人に,いきなりこんな事いってもさっぱりだと思うので,少し補足すると,電磁気学って体系づけたのはMaxwellなんですが,彼も悩んでいて最初はごちゃごちゃだったんです.段々と洗練されてきたって歴史的背景があって,光速度とMaxwell方程式から導かれる電磁波の速度がかなり一致したので,理論的に正しいと認められた背景があります.ただ,物理学の人って,一番本質的なのは何か?って耐えず考えていて,ノーベル物理学賞を受賞したファインマンは,Maxwell方程式を二次的なもの,本質的なものとは考えていなかったという話です.
 
名著って一種の殺し文句ですよね.まあ〜本の価値は最後まで読んでみないと分からないから,読後に感想を上げます.