知り合いの娘さんが,会社から資格取れって言われて,合格率を凄く気にしていた.それで,言わなきゃ良いのに「合格率って意味ないよ」って持論を少しだけ展開してしまい,全然相手にされなくてしょんぼりしてる(笑)
大学入試の二次試験って知識だけあっても「パズル」的な要素が強過ぎて,試験時間内にその「パズル」が解けなかったら落ちるから博打性が高い試験なんだけど,資格試験って,ほとんどそういう博打的な要素って無いと思う.
自分が過去問を真面目に見たのって「放射線取扱主任技術者一種」,「CCNA」「電験」「電気工事士」とかと後は情報系の実務では役に立たない資格試験等であるが,全部その分野の知識をマスターしているかを問う素直な出題であると思う.
「医師国家試験」とか かなり難易度高いけど受ける人がガチ勢しか居ないから,合格率は9割を超えるし,取り敢えず受けてみるかって人が多い試験は難易度が低くても合格率は下がる.結局,過去問見て必要な大体の勉強時間が確保できるかどうかだけなんだよね.合格率見るより過去問見た方が良いよ.
以下は自分の場合の資格試験の話を書いておく.
「放射線取扱主任技術者」は,ポスドク時に取れって言われて,強制だったから試験申し込んでから問題集見たけど,これは勉強時間が足りなくて落ちるなって速攻で思った.原子力系の博士号取得者っていっても,極力原子力系の科目は避けてブラズマ物理学をやってたから,新規に勉強しないといけない知識ばっかりだった.けれどポスドクの仕事はかなりハードで,3日ぐらいで加速器が止まって朝までかかって加速器バラしてメンテナンスって日々だったから,必要な勉強時間が確保できず受ける前から落ちるって判ってた.受験料が勿体ないから必死こいて勉強したけど,5割程度までしかマスターできなかったから,受かるわけがない.
「CCNA」のトレーナー資格は,業務命令で東京まで1週間ずつ出張扱いで4回出張があって講義も受けれたから,事前の予習は高専の業務が忙しくてほとんど無理だったけど,出張中のホテルで勉強して無事取得できた.4週間も勉強だけに集中出来たら,そりゃ受かるよ.ただ,教材がe-Learnig系がメインで,無駄に時間取られた.絶対書籍の方が勉強時間は短縮できると思う.
「電験」「電気工事士」は,試験時間内に問題解けるだけ練度を上げる時間が無くて,めんどくさいから受けてない.試験時間内に公式を導出している時間なんて無いから,覚えていかないと時間内に解けない.それでそんな暇ないな〜って思って受けてない.「電気工事士」は技能も試験にあるからね.部活の顧問している時に,文化祭とかで配電盤を使うことがあって,「電気工事士」の2種を持っていれば配電盤いじれるから,取ろうか迷ったけど,結局忙しくてそんな時間は無かった.