文科省が,「博士人材活躍プラン〜博士をとろう〜」という提案をはじめた.人口比で現状の3倍程度を目指すそうな.

 

 

自分は,大学院重点化政策が始まった頃に,博士課程に進学しているから分かるけど,物凄い数のポスドク難民が発生して,博士号取得したけど,就職先が無い若者ばかりになった.結構社会問題になったけどね.文科省は,この時も民間の受け入れ先を増やすと言っていたが,全く増えなかった.自分も高専に入る前に,民間も受けたけど,ポスドク期間中にアプローチしたから,自分の年齢だと「管理職経験がない人はダメですね〜」という言葉と共に全滅したよ.文科省って学習機能が無い人の集まりか?(笑)

この提案が経団連からの要望があって財務省も動いて,文科省がまとめたっていうならまだ分かるが,文科省の一人相撲でしょ?これって(笑)

 

このポスドク難民放置の問題は,この後の若者たちに凄くインパクトが大きかったんだろうね〜日本人の博士課程進学者って激減してるもん.大学の博士号取得者のデータベースを見に行くと,外国人ばっかりになってる.自分の教え子で,高専から専攻科行って,大学の修士に入った学生も,最初は博士まで行くって言ってたけど,修士卒業で有名企業に無事に就職しました.まあ〜博士課程進学って人生で博打を打つのに等しいから,ガッカリする反面,安心はしたよ.