中国の不動産バブルがはじけて,今後の中国経済がどうなるのか知りたくて,「中国経済の謎  なぜバブルは弾けないのか?」トーマス・オーリック著,藤原朝子訳を読んでいるが,結構読むのがしんどい本なんで,まだざっとしか読めてない.せめて,元の米ドル換算ぐらいは載せて欲しいよ〜全部元で議論されても分からんもん.

 

簡単に理解したところを説明すると,国は儲かっているのに緊縮財政をずっとバブル後も続けて経済成長が完全に止まってしまった日本に対し,国は儲かっていないのに,緊縮財政の逆の財政出動をずっと続けて,世界的な金融危機の際も損も気にせず財政出動し続け,危機を乗り越え経済成長を続けた中国という図式である.流石に損失を全く顧みずに財政出動し続けた結果,超債務超過になり,不動産バブルがはじけた現時点で,GDPの200%の損という日本のバブルがはじけた時の10倍以上の損失まで膨れ上がっていて,もう実質上弾切れ状態なのだが,おそらく最後の財政出動で何とかするんじゃないか?っていうのが著者オーリック氏の分析と予測なんじゃないかなぁ?というかなりの不完全消化状態である.

 

この本が,あんまり読みづらいから,その間に「高橋洋一のファクトチェック2024年版」高橋洋一著は気楽に読める本なので,読み終わってしまったよ(笑)

 

高橋洋一氏も,中国経済を話題にしていて,氏は流石に軟着陸は無理じゃないかな?っていう感じの意見を述べられていたが,両者で一致しているのは,中国経済は今回の難局をのりこえられても,もう経済は当分の間は停滞するって予想である.

 

日本への経済的影響が非常に大きい国なので,もうちょっと頑張って勉強しようと思う.