世の中には,office文書の標準化機構が作ったOpen Document Format(ODF)というものが存在する.

当然,全てが公開されているから,誰でも使う事ができるし,MS-Officeもいつの間にか読み込みは対応していた.

 

ODFを前提にした無料のOfficeソフトは,LibreOfficeというものが有り,MS-Officeの形式の文書もかなり高いレベルの互換性で読み込む事が出来る.

 

それならば,Office系文書はODFで統一しようって動きになった方が,利用者は便利になるんだけれども,マイクロソフトってそういう時には,絶対に標準化の方には動かない.

 

Webブラウザの標準化もE-mailの標準化のときも,尽く無視して,独自路線を突っ走った企業だから,全く期待してないんだけど,この企業は社会のために・・・とかそういう企業理念はゼロなんですかねぇ〜

 

ODFは,MS-Officeと同様にxml言語ベースの保存形式を採用しているから,技術的には方言程度の違いしかない.

それでも,MSは独自路線〜(笑)

 

PDFは,Adobe社が既に文書形式を全公開しているので,PDFが事実上の標準フォーマットの位置に居るんだけど,PDFって大量の編集には向かないんだよね・・・

 

役所で公開されているPDFを編集して再利用したくても,元がPowerPointで作成されていて,PDFからPowerPointへの逆変換のツールを幾つか試してみたけど,かなりバグが多くて,使い物にならないし,結局PDFのままで編集しなければならない.

 

情報とか文書の再利用って観点では,滅茶苦茶効率悪いんですけど,これって誰のせいなんだろう?

PCで仕事が効率化できますよ!って言われて実際,効率が上がってた数十年前から逆に効率は下がってる気がする.

 

PCの性能は,これでもか!ってぐらい向上しているのにね・・・