1990年代頃に発売されて,すごく売れたギターのアンプに,SansAMPというのがある.

今でも人気が高いので,最近復刻版がTech21社から出たぐらいである.

 

ネットで知り合ったプロギタリストが,まだ若いのにSansAMPの愛用者で,かなりオリジナルなトーンを出している.

話してみると,SansAMP自体が発売から時間が経過してて,状態が良いものが少ない上に,オールアナログ回路で出来てるから,故障も多いと嘆いていた.

 

それで,自分は,電子回路は得意だから,コピーモデルを作ることを引き受けた.

 

回路図は幸いネットで入手出来た.ところが,肝心の半導体パーツが全然無い.よく復刻版が出せたなぁ〜と驚いたが,そのギタリストによると復刻版は,音がオリジナルと結構違うらしい.

 

そこで,特性が似た部品を選んで,一応組み立ててみたが,音の雰囲気は割と似たモノが出来た.

 

ただ,オリジナルは自分からみると,割とトリッキーな回路だったし,また部品が違うので完コピも出来ず,自分風に改良して組み立てた.それが不味かったのか,発振モードに入りやすくなってしまって,これから検討しようと思っている.

 

それと重大な問題が一つあって,組み立てる時に,安直に,50Ωの出力インピーダンスの標準信号発生器を信号源に使っていたが,ギターの出力って,とてもハイインピーダンスなことを忘れてた・・・

 

それで,ギターのピックアップからトーンコントロールを含めた等価回路の作成例をネットで探し始めたが,全然見つからない.

フェルナンデスのサスティナーモデルを持ってれば,悩まずに済むんだけど,持ってないし,中古でも結構高い...

 

ということで,これもまた悩み中で,先送り案件になっている...