日本は、世界の標準と比べてニキビ治療が遅れています。
それでも、企業の努力により、世界の標準的な塗り薬であるアダパレン(商品名:ディフェリンゲル)が10年遅れではありますが保険適用となり、大きな転換点を迎えました。
広い意味でレチノイドの一種であるアダパレンは、毛穴の角化異常を改善することによりニキビを治療します。赤み、乾燥が一時的な副作用として出ますが、それを乗り越えて続けるとかなり高い改善効果が認められます。
副作用を最小限に、改善してゆきたいというご希望に対しては、当院ではエンビロンのトリートメントをおすすめしています。ビタミンAを配合したトリートメントは、なれるに従い濃度をステップアップすることができ、更に高いレベルの美肌を追求していくことができます。
実際、かなり高度なレベルのニキビの相談にいらした方も、定期的なトリートメントでニキビが完治し、その後も美肌効果を実感され定期的に施術を受けられる方が多くいらっしゃいます。当院一番人気の美肌トリートメントなのです。
さらにビタミンAは、紫外線による皮膚のダメージを抑え、老化を予防する性質がありますので、アンチエイジングの一環としてもご好評いただいています。
最近、これまた海外でのニキビ治療の標準薬の一つであるアゼライン酸配合の化粧品がクリニック限定ラインとして発売され、私もサンプルを使用しながら導入を検討しています。
過酸化ベンゾイルも、アメリカではプロアクティブに入っている成分ですが、日本版の製品には規制により配合されていません。規制の緩和または医薬品としてでも、導入されるとさらに治療の選択肢が広がりますので国内での開発が望まれます。
荒尾 直樹