刺青（タトゥー）除去のモニターさんの写真です。
上腕に蝶のタトゥーがあります。
デザインです。デザインの良し悪しで手術の出来の８割が決まります。今回は、上方の点々を外してデザインしました。皮膚の伸展性がギリギリと判断したからです。無理をすると皮膚壊死を起こすため、安全に行きます。点々は小範囲なので、後日Qスイッチルビーレーザーを照射予定です。
縫合完了。上腕外側はそんなに皮膚の伸展性がありませんので、緊張を取るためにアンカー縫合を行ってから真皮縫合、表皮縫合をします。この盛り上がりが最終的に綺麗な傷跡にするために大事なんです。表皮のズレも傷跡が汚くなる原因ですので、0.1mm以上ずれないように縫い上げます。
完成！順調に行けば一週間で抜糸です。この間、なるべく安静にしていただきます。
〓あらおクリニック 院長 荒尾直樹〓