形成外科の手技は、戦争のけがの治療で発展してきました。
顔の美容外科の技術は、人間の若返りたいという願望により発展を遂げたといえます。
初期のしわとり手術といえば、余分な皮膚を切って縫い縮めるだけのもので、効果も限定的でした。
その後、SMAS法という技術が生まれ、最近はリガメント法と呼ばれる手技を組み合わせることで長期間の効果が期待できるようになりました。
そのような手術的な方法とは別のアプローチでしわを消す流れがあります。
フィラー と レーザーです。
フィラーとは注入剤のことで、ヒアルロン酸やコラーゲン、カルシウムハイドロキシアパタイトなどがありますが、いずれも徐々に吸収されてゆきます。注入してすぐにしわが消えるため、プチ整形として人気を集めています。
さて、しわをとるレーザーとはどういうものでしょうか。
大きく分けて、「削る」ものと「熱を加える」ものに分類されると考えます。
「削る」レーザーの雄であるサイトンレーザー(Er:YAG LASER)は皮膚表面を設定した厚みで均一に削ることができます。
結果、薄く削った場合は卵の薄皮が剥けたような美肌効果、
深く削った場合には深いしわの改善効果が生まれます。
アメリカではレーザーによるしわ治療は既に市民権を得ているのですが、わが日本ではまだ普及しているとはいいがたい状況です。
赤みの問題はあるにせよ、効果は十分に期待でき、フェイスリフトよりダウンタイムも短いため、今後日本でも普及してくるかと思われます。
「熱を加える」レーザーには、アファームやフラクセルに代表されるフラクショナルレーザー、サーマスキャンやアファーム「MP」などのNd:YAGレーザーがあります。
真皮でのコラーゲンのリモデリング、再生が期待でき、引き上げ効果もなかなかです。
私は将来も手術的な美容はなくならないと考えていますが、レーザーにより置き換えられるものもかなり多くなるのではないかとも思っています。
〓なおき〓
青山ラジュボークリニック
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