苦悩する古本屋のおやじ
「もうちょっと頑張ってみますかね。だけど、どっちを向いて走っていいのか分からん」
そう思いながら今日も一日が終わる。
NHK連ドラ『ゲゲゲの女房』でこんな台詞があった。
「みんな頑張っているんだよ。認められるのはほんの一握りの人間だ。
それが現実だ。だけど、成功しなくてもその時頑張ったマンガ家魂は残る」
正確ではないけどそのような台詞だった。えも言えない気持ちが残った。
僕は、まだ何一つこの手につかんでいない。
つかんだかと思っても、指の隙間からさらさらとこぼれおちる。
小説によくあるフレーズのように、見事にさらさらとこぼれ落ちる。
自己満足とか青臭いとか、そんな小賢しい問答なんてどうでもいい。
それが、形のあるものなのかどうかは分からないけど、ただ、成し遂げたい。