レトロショップ成穂堂ケンの苦悩と爆笑の日々 -844ページ目

はじめてのおつかい

日本の絵本作家では林明子さんがいい。



「はじめてのおつかい」は何度読み返してもいいなあと思う。



5歳のみいちゃんが、はじめて、ひとりでおつかいに出かける。



どきどきする。



見開きいっぱいに描かれた絵。



子どもの目線でみると、世界はこんな風にみえるんだ。


はじめてのおつかい(こどものとも傑作集)/筒井 頼子
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幼い頃、僕もおつかいを頼まれると、ドキドキしたものだ。



道巾は広く、お店はどこまでも遠く、大人はどこまでも大きい。



もう不安でいっぱい。



お店に着くと、どうしても、店先でもじもじしてしまう。


しばらく考えて、こん身の勇気をふりしぼって、巨人に「お豆腐ください」と言う。



巨人は存外やさしく、僕はほっとする。



そして、ひとつの事を成し遂げたうれしさで、足取りも軽く、走って家に戻る。



この絵本そのもののだった。



大人になって同じ道に立ってみて、その道の細さに驚いた。



そして、よくおつかいに行ったお店もその道の先に見えている。



重複するけど、子どもらしさと、子どもから見た世界を見事に描いていらっしゃる。



すごい作家さんだと思う。


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