レトロショップ成穂堂ケンの苦悩と爆笑の日々 -567ページ目

トートバッグおじさん現る

トートバッグを持って、部屋を行き来する怪しい影。

バッグの中は本。

影の正体は、なんと言う事はない。

僕である。

あまりにも方々に読みかけの本をばらまいて歩く僕に、

家内が閉口して持たせたものだ。

「良い子だから、読みかけの本はこのバッグに入れておこうね」

という事だ。

バッグを持ち歩くその姿は、

嬉々として園児の真似事をする幼児となんら変わりはない。

確かに本を探し回る事もないし、

目的のものを素早く手に取れる。

至極便利ではある。

↓こんなトートバッグを持たされている・・・(^_^;)
$疾走する古本屋!成穂堂〔なるほどう〕店主の苦悩と爆笑の日々-トートバッグ


ただ、バッグを持って部屋をうろちょろする自分の姿を思うと

少し、物悲しい。

この気持ち、どなたか分かって頂けるだろうか?

僕の場合、

あれがない、これがないと言っているほうが、

自然なのである。

本来、人というものは、雑然としている中にいるほうが、

落ち着くものなのかも知れない。

それは、敵から身を守ろうとする動物の本能みたいなものか。

古来より受け継ぐDNAっちゅうやつやね、きっと。

何にせよ、気の向いた所で寝そべった時に、

適当な本が「ダンナ、お久しぶりでんな」という風に

手の届く範囲にあるほうが、僕としては好ましい。

しかし、一つのバッグにまとめてみると、

何冊の本を一挙に読もうとしているんだ?と、

自分ながらに呆れる。


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