春の風が吹いていたら
ふと空を見上げると、白い雲が流れていく。
心なしか目は痒いけど、花粉症という感じではない。
僕は目を閉じて、頬に春の風を感じた。
やわらかい風がいたずらっぽく
目の前を通りすぎるお嬢さんの髪の毛をとかしたり、
スカートの裾を少しぱたつかせたりしながら通り過ぎていく。
自転車に乗った子ども達が、ゆるやかな坂道を上っていく。
春の風が僕に懐かしい薫りを残し、空に舞い上がっていった。
子どもの頃に感じた春の薫りだ。
そこの曲がり角から、今にも少年時代の僕たちが
飛び出して来そうな気がする。
笑い声を上げ、手にグローブやらボールを握り、
野原を目指して一目散に走っていく。
子どもの頃、僕たちはそんな日が永遠に続くと思っていた。
みんなどうしているのだろう?
僕は、情けないくらい寂しがり屋だ。
僕は踵を返し、三男が通う小学校に向かった。
行く理由はなかったが、無性に校庭が見たかった。
途中、子供たちが通った幼稚園があり、
昔と変わらない大きな桜の木が見えた。
そこから少し進むと、
金網越しに小学校の校庭がみえる場所に着く。
下校時間を過ぎた校庭には誰もいなかった。
今時の子供たちは、
放課後、校庭では遊ばないのだろうか。
校庭の隅の桜の木の下には、
ひらひらと花びらが舞い落ちていた。
僕は、時々こうして小学校の校庭をぼぅ~と見に行く。
そんな事をすると無性に寂しくなるのに
そうせずにはおられないのだ。
まったく困った性分だ。

心なしか目は痒いけど、花粉症という感じではない。
僕は目を閉じて、頬に春の風を感じた。
やわらかい風がいたずらっぽく
目の前を通りすぎるお嬢さんの髪の毛をとかしたり、
スカートの裾を少しぱたつかせたりしながら通り過ぎていく。
自転車に乗った子ども達が、ゆるやかな坂道を上っていく。
春の風が僕に懐かしい薫りを残し、空に舞い上がっていった。
子どもの頃に感じた春の薫りだ。
そこの曲がり角から、今にも少年時代の僕たちが
飛び出して来そうな気がする。
笑い声を上げ、手にグローブやらボールを握り、
野原を目指して一目散に走っていく。
子どもの頃、僕たちはそんな日が永遠に続くと思っていた。
みんなどうしているのだろう?
僕は、情けないくらい寂しがり屋だ。
僕は踵を返し、三男が通う小学校に向かった。
行く理由はなかったが、無性に校庭が見たかった。
途中、子供たちが通った幼稚園があり、
昔と変わらない大きな桜の木が見えた。
そこから少し進むと、
金網越しに小学校の校庭がみえる場所に着く。
下校時間を過ぎた校庭には誰もいなかった。
今時の子供たちは、
放課後、校庭では遊ばないのだろうか。
校庭の隅の桜の木の下には、
ひらひらと花びらが舞い落ちていた。
僕は、時々こうして小学校の校庭をぼぅ~と見に行く。
そんな事をすると無性に寂しくなるのに
そうせずにはおられないのだ。
まったく困った性分だ。
