ア・チェンジ・イズ・コナカム
花粉症がひどく、どうも気持ちが内側へと向く。
こういう時は苦渋に満ちた気持ちに鉛の重りをつけ、
心の奥底に沈めてしまいたくなる。
僕は目を閉じ、闇の中に消えていくモノを想像する。
やがて、決まりごとのようにやつらの代わりに
沈殿していた言葉のかけらが少しずつ浮かび上がってくる。
僕はそのかけらたちを丁寧に拾い集め、組みたてる作業をする。
だからと言って、お読みになる方が腕組みをして、
沈痛な面持ちでお読みになる事もない。
その言葉たちは、まだ僕の中にある。
そんな事を考えるのは、
1冊の本が手元に舞い戻ってきたからだろうと思う。
いつとはなしに書棚から消え、
何かの弾みで、また手元に戻ってくる。
その本を最初に読んだのは大学を出てすぐの頃だったと思う。
殆ど、理解できなかった。
「二十歳の原点」という本だ。
二十歳の原点 (新潮文庫)/高野 悦子

¥452
Amazon.co.jp
読み進む程に袋小路に入り込む。
出口のない本は読むべきではない。
2回目に読んだ時の感想だ。
何度目になるのか、こうしてまた読み返している。
著者の高野悦子氏は、僅か二十年間という短い人生を自ら閉じている。
常に自分とは何かを模索し続け、
生きる意味を透き通るような眼差しで問い続けている。
二十歳という若き人が、
ここまで深淵ともいえる言葉を操ったのに僕は驚く。
僕が二十歳の時といえば、バイトと飲み会に明け暮れていた。
それでいて、みんなその若さが持つエネルギーに戸惑っていたような気がする。
ほとばしる彼女の言葉は、
救いのないものをさらに救いのない所へおしやる。
だけど僕は彼女の彼女自身への辛辣な言葉にどこか惹かれる。
少し角度をかえてみれば、それは生きる力となっただろうに。
彼女に聞かれると「そんな次元の問題じゃないのよ。うすらトンカチ」
と、言われるだろう。
読み返す度に、僕は不思議とそこから生きるエネルギーをもらう。
絶望的な日記から生きるエネルギーをもらう。おかしな事だ。
『長い、長い時間がかかった
けれど僕には分かる、変化が訪れようとしている そうなんだ』
サムクックはそう歌っている。
Android携帯からの投稿
こういう時は苦渋に満ちた気持ちに鉛の重りをつけ、
心の奥底に沈めてしまいたくなる。
僕は目を閉じ、闇の中に消えていくモノを想像する。
やがて、決まりごとのようにやつらの代わりに
沈殿していた言葉のかけらが少しずつ浮かび上がってくる。
僕はそのかけらたちを丁寧に拾い集め、組みたてる作業をする。
だからと言って、お読みになる方が腕組みをして、
沈痛な面持ちでお読みになる事もない。
その言葉たちは、まだ僕の中にある。
そんな事を考えるのは、
1冊の本が手元に舞い戻ってきたからだろうと思う。
いつとはなしに書棚から消え、
何かの弾みで、また手元に戻ってくる。
その本を最初に読んだのは大学を出てすぐの頃だったと思う。
殆ど、理解できなかった。
「二十歳の原点」という本だ。
二十歳の原点 (新潮文庫)/高野 悦子

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出口のない本は読むべきではない。
2回目に読んだ時の感想だ。
何度目になるのか、こうしてまた読み返している。
著者の高野悦子氏は、僅か二十年間という短い人生を自ら閉じている。
常に自分とは何かを模索し続け、
生きる意味を透き通るような眼差しで問い続けている。
二十歳という若き人が、
ここまで深淵ともいえる言葉を操ったのに僕は驚く。
僕が二十歳の時といえば、バイトと飲み会に明け暮れていた。
それでいて、みんなその若さが持つエネルギーに戸惑っていたような気がする。
ほとばしる彼女の言葉は、
救いのないものをさらに救いのない所へおしやる。
だけど僕は彼女の彼女自身への辛辣な言葉にどこか惹かれる。
少し角度をかえてみれば、それは生きる力となっただろうに。
彼女に聞かれると「そんな次元の問題じゃないのよ。うすらトンカチ」
と、言われるだろう。
読み返す度に、僕は不思議とそこから生きるエネルギーをもらう。
絶望的な日記から生きるエネルギーをもらう。おかしな事だ。
『長い、長い時間がかかった
けれど僕には分かる、変化が訪れようとしている そうなんだ』
サムクックはそう歌っている。
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