「もう年だから」と、言っちゃいけない
最近、ちょっとした調べ物があると、殆ど無意識にYouTubeのアイコンをクリックしている。
とっかかりとしては、文言で説明されるより、動画の方が断然分かりやすい・・・まあ、要は読解力に乏しいわけだ。
それがまた「やはりあったか、大したもんだ」と、画面に向かって話し掛けてしまうほど見事に、目的のものがアップされている。
ところが、僕の優柔不断さが、そうすんなりと目的のチャンネルに行かせてくれない。
気になるタイトルと画像がバババババとあるものだから、ついつい、「少しだけ」とそちらを見てしまう。
一度寄り道してしまうと、それはもう気になるものが芋づる式に現れるので、
ほぅ〜とか、うわっ!とか、ぎょえっ!とか、ギャハハハとか言いながら、延々と見ているのだ。
仕事場でも然り。
で、何を探してたんだっけ?と、我に帰る。
一昔前は、もっと懸命に仕事に打ち込んでいた。
いつから、こんなに自堕落になってしまったのか。
年齢のせいだと思いたいが、それもちょっと無理がある。
元来、好きな事しかしないという性は、変わらないのかも知れない。
いずれにしても、もう少しケジメは要るよなと反省している。
ところで、今回はeBay輸出について調べている。
実はeBayは何年か前に、アカウントは取っていたのだが、見事に頓挫してしまっていた。
が、ずっと気にはなっていた。
今回、本気スイッチが入ったきっかけは、二男との雑談からだった。
内容は端折るが、兎も角、そのお陰で「いつかやろう」が「今やろう」に変わった。
そこでYouTube登場。
eBayについての動画を見倒したが、実際に作業を進めるにあたっては、やはり本を見ながらの方が良い。
僕はそういう時代の人間なんだな。
という事で、本を片手に出品の準備を進めている。
アレルギーの出そうな画面を睨みつけ、何点か買い物もした。
果たして僕に、どこぞの呪文のような英語を理解出来る日が来るのだろうか?
しかし、こうしてまだ知らぬ世界を垣間見るだけでも、随分と驚きがある。
同時に、自分がどれだけ小さな世界で足掻いているのかと可笑しくもなる。
ところで、僕が師匠と呼ぶ骨董商の大先輩は、来月82歳になる。
もう何年も前に店を閉じ、隠居なさっている・・・ように見える。
ところがどっこい、古物商許可証を返納せず、暇を見つけてはあれこれと走り回ってらっしゃる。
先日も「ちょっとおもろい商売を見つけたねん。手伝うか。ええ小遣いになってるで」と、連絡があった。
僕は「そんな事、よう思いつきますね」と、笑いながらも感心した。
師匠に「僕も、eBayでの販売を始めようと思ってますねん」と言った。
「何年も前に言うてたやつやな。商品に困ったら、任せとき」と、僕が放り出していた事をしっかりと覚えてられた。
本当にちょっとしたことで、今まで見えていなかったものが、見え出す瞬間がある。
僕は、それが面白くて商売を続けているのかも知れない。
師匠の生きる姿勢をみると、「もう年だから」というのは、体のいい言い訳だと実感する。
まあ、あと二頑張りも三頑張りもするわさ。