レトロショップ成穂堂ケンの苦悩と爆笑の日々 -27ページ目

三男の今日この頃

三男が自動車教習所に通い始めて3ヶ月が経った。

4年になる前に免許を取っておいた方が良いかと思っての事だが、

大学の合間に通っている為、まだ仮免まで進まないようだ。

そう言えば、就職活動の方はどうなっているのか?

その手の郵便物をみた事はあるが、開封している所は見た事がない。

やつも二男同様、就職という道は選ばずにやって行こうと思っているのかも知れない。

大体、単位はちゃんと取っているのだろうか?などなど考えていたら、ふと思い出した事がある。

去年の秋口のとある日。

三男がいつもになく小洒落た格好で、大学に向かおうとしていた。

一体、どうしたのか? と聞くと、

大学案内のパンフに載る事になった。ついては、今日撮影があるのだと。

どこの学校案内にもある「○○学部の△□君にインタビュー」というやつだ。

今までパンフに載っている爽やかな学生は、さぞや優秀な子たちなのだろうと思っていたが、この一件でその概念は覆った。

まあどうでも良いか。

三男に今のバイトは面白いか?と、聞くと、

ルーティン作業だけなので、そろそろ何か新しい事を経験したいと。

うちを手伝うか?と、聞くと、興味はあるけど自分には覚えられないと思うと。

確かにうちは少しばかりとっつきにくい商売かも知れないが、経験してみる価値はあると思う。

巷に溢れているような品を売買するのではないのだから、そういった品を見るだけでも面白いと思うのだけどなあ。

まあ、何れにしても、免許を取ってしまったら、買取に連れて行くつもりではある。

古道具というと、一つ間違えるとそこらのゴミにしか見えない。

だけど、中には目を見張るほど美しいものもある。

この何ともケッタイな世界に魅せられるか、バカバカしく思うか。

何事も経験してみないと、分からない。 道も拓けない。

失敗する事よりもやらなかった事の方が後悔する・・・それは本当だと思う。

三男よ、君はまだ二十歳そこそこじゃないか。

何を恐れる事がある。


これを書いている最中、三男が廊下を疾走していった。

玄関口に向かったかと思うと、今度はリビングの方へバタバタと。

また、玄関口へと向かい、またまた踵を返し自室へと。

そして数秒後「あかん、あかん、遅刻する~」と。

家内に「なに?」と聞くと、「バイトやのに、寝坊したみたい。いつものこと」と。

そこからか・・・